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食べ物を残すお年寄り

今はサ高住に併設しているケアマネ事業所に勤務する私。
サ高住の食事の片づけは業務のひとつになっています。

いつも気になっているのが、ご飯もおかずもどちらも残される方が多いこと。


昭和ひとケタ生まれの私の父は、食事のことに厳しい父でした。

・食べ物の味付けに文句を言うな
・好き嫌いなく食べろ
・三角食べをしろ(ご飯やおかずを順序良く食べること)
・噛み切れない肉などは吐き出さずに飲み込め

これ以上にあったかもしれませんが、これに加えて「残さず食べろ」はわが家では常識でした。

この父親の躾のおかげで妻とは良好な関係を築けているのですが笑、お年寄りぐらいの年代の方は食事に苦労された方が多いイメージもあって、食事を残すなんてあり得ないと思っていましたが、そのイメージは単なる私の偏見に過ぎなかったのでした。

それとも、現在お年寄りと呼ばれる方々は、昭和ひとケタの私の父親より若い年齢の方もふえていて、「残さず食べる」という食事の躾をあまり受けてこなかったのか。

飽食の時代と呼ばれて久しいですが、食べ物を残さず食べる躾って古臭くなっているようです。

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