見出し画像

悪の数学者が語る獣の数字

みなさーん!FGOやってますかー?!
私はなんとなく周りの話題に乗りたいと始めたのですが、1年半は続いています。
なんだかよくわからないままに始めましたが、FGOも魔術師の話なんですよね。
マジカルなネタも良く出るからそれは楽しい。

そのFGOのイベントで、シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授からイケてる言葉が貰えるホワイトデーイベントがありました。

(本当は真名伏せてるんですが、イベントでバレバレだったのでいいよね…。)

そんなモリアーティ教授が獣の数字の話をしてくれた

モリアーティ教授は物語の悪役なので、悪党、悪事にちなんだ話をしてくれる。

というと、必然的に私の推し、サタン=悪の化身 の話に至るわけで…推しの数字の話をしてもらって私、大歓喜です!!

というわけで、私も666〈獣の数字〉の話をしよう

666、西洋では不吉な数字なのですが、見かけた事はあるでしょうか?
バンギャはしょっちゅう見かけます。ロック界では割とよくグッズに使われる数字です。

悪魔系ホラー映画オーメンにも出てきますね。

そもそも獣の数字って何?

獣の数字が登場するのは新約聖書のヨハネの黙示録。そこにはこう記されています。

『ヨハネの黙示録』
<12章>
「また、別のしるしが天に現れた。見よ。大きな赤い竜である---」(3節)
「こうして、この巨大な竜、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あの古い蛇は---」(9節)
<13章>
「また私は見た。海から一匹の獣が上ぼって来た。---」(1節)
「そして、竜を拝んだ。獣に権威を与えたのが竜だからである。---」(4節)
「(この獣は)小さな者にも、大きい者にも、富んでる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右手かその額に刻印を受けさせた。」(16節)
「また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。」(17節)
「ここに知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間を指しているからである。その数字は六百六十六である。」(18節)

上記の文章をつなげると、平たくいえば、赤い竜の...サタンの信者はこの数字を身に刻んでいるという事に。

つまり666グッズを身につけてる奴は大体サタンのファン!

ロッカーも大体サタンのファン!もちろん、私も推しの数字を身につけたいために、本命バンド以外でも獣の数字を見かけるともれなく購入します。

くっ!誘惑がすごい

しかしこれ、実は皇帝ネロの事である
どういうことかというと、この数字は暗号であり、
カバラ数秘術の考え方に基づくと、ヘブライ語の文字には数字が紐づけられているので、それを足したり引いたりして暗号を解いて神秘を読み解ける。
この方法で皇帝ネロの名前を計算すると和が666になるから、この数字はネロを現すという説。

サタンじゃねぇじゃん!

実は「ヨハネの黙示録」ここに登場してくる赤い竜(サタン)や獣は古代ローマの皇帝たちを記していると言われています。
黙示録が記された当時、キリスト教徒たちは迫害をうけ、地下墓地などでひっそりと宗教活動を行なっていました。
迫害を避けるため、大きな声では言えないが、迫害してくるローマの存在は憎い!
あいつら悪魔だちくしょうめ、地獄に落ちろ!
という当時の彼らの叫びがこの黙示録の比喩的表現にひっそりと込められているとも...

しかし黙示録の文章は抽象的すぎてよくわからない

だから色々な深読みができて面白く、魅力的なのですが...
そのせいもあり、後の世でキリスト教がローマの国教として認められ、ローマ教会ができた頃には、書いた当時の意図は忘れ去られていました。
そこから先は文字通り「悪魔と天使の戦いを描いた預言の書」神話的な謎めいた読み物として解釈されることとなります。

この文章からサタンは何者か、救世主はいつ到来するのか、どのような終末が来るのか、という議論、解釈がなされて行くのです。

なので元の成立をたどると、サタンじゃないかもしれないが
間違いなくこれはサタンの神話!

ネロの話かもしれないが私にとっては推しの話!!推しの話おいしい!!
推しの数字大好き!!!!

まあでもFGOにネロもでてきますし、ネロのファンの人も獣の数字つけてもいいんじゃないかなと思います...ディスられ文章だからネロのファンの人がつけるのは微妙かな?

<追記>
古代ギリシャナイト、ハートフル死霊術師の黒川さんから
「666は、回文数かつ三角数なので、ピタゴラス教ではとっても縁起が良くて何でもできる数です。縁起がよすぎて死者も復活できます!」
「ただ、縁起いいと思っていたのはピタゴラス教徒だけで、当時から一般の人々には「何こいつら」と思われていました。」
との話をちょうど聞きました。
どうやら元ネタはこれな気がする(聖書は当時の周辺諸国の色々な神話の影響を受けて文章が成り立っている。)

全ての道はローマを通り越して古代ギリシャにつながる!
(おきまりのオチになってきた)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?