はじめて地域支援事業に関わった話①

はじめまして。とある老健で作業療法士として働いている佐々木です。

今回、タイトルの通り、はじめて地域支援事業に関わった話を書きます。全部で、3~4回に分けて書く予定です。

まずは、地域支援事業に興味をもった出来事についての話となります。

きっかけは、地域包括ケアシステムの研修会に参加したときに訪れました。当時は、「業績あげろー」、「利用者増やせー」というプレッシャーのもと、何かいいアイデアが浮かぶかもしれない…という思いで参加を決めたことを覚えています。講義が終わった後、「うまくいけば施設のアピールになるのでは」と考えていました。施設をアピールする場ではないのに、なんて利己的な考え方なんだ、と今は思います。

質疑応答も終わり、帰る準備をしていると隣に座っていた作業療法士の方から声をかけていただきました。「興味があるなら一緒に!」と県士会の事業へお声がけをいただきました。そのときは、連絡先を交換し、返答は保留させていただきました。(名刺交換をした際に、県内で大活躍されている方だと気づき、終始アワアワしていました)

後日、リハ課の先輩、他職種の先輩に相談しました。そのときは、「相談なんて珍しい」と言われましたが、二人とも「いい経験になるのではないか」と背中を押してくれました。そして、県士会の事業に関わっていくこととなりました。

当時、県士会の事業も立ち上がったばかりで、まずは地域包括ケアシステムや、そこで作業療法士がどのようなことを求められていくのだろうかなど、インプットがメインの活動を行っていました。その過程で、多くの作業療法士の方とのつながりを作ることができました。ケアマネジャーとして働いている方、相談員として働いている方、行政で働いている方、いろいろな働き方があることも知ることができました。この事業を通して、影響を強く受ける方とも出会いましたが、その話はまた機会があれば。

活動に参加するようになり、数か月。職場に、県士会の方から連絡がありました。自分の地域のまちから地域支援事業への協力依頼があったので、参画してもらえないだろうかとのことでした。

「ついに来た!」と意気洋々と依頼の内容を書面にまとめ、上司への相談の準備を進めていきました。


はじめて地域支援事業に関わった話②へつづく


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