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ロジック図解の添削をしてくれる人が身近にいますか?


複雑な情報を論理的に整理するには図解が必要

複雑な情報をわかりやすく、考えやすくするためには、情報を論理的に整理整頓する必要があります。その際、話が複雑になればなるほど、「文章」だけでなく図解を併用するのが効果的です。

単に「図解」といってもいろいろな種類があるのですが、ここでは「ロジックを伝えるための図」、略してロジック図解を扱います。たとえば「手順」や「分類」もロジックの一種ですので下記の例もロジック図解です。

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情報システムの仕様書などでは「条件1と2が両方成り立つならA手順で、そうでなければB手順で処理する」……といった文が頻出しますよね? この種のコミュニケーションにはロジック図解が欠かせません。

でも、こういうものを書くのを苦手にしている人が多いのです。そこで私は20年ほど前から社会人のロジック図解能力を上げるための教育研修の仕事をしてきました。

20年やってきてつくづく思うのですが、ロジック図解というのはほとんど外国語のようなものですね。それには3つの理由があります。

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ロジック図解にも基本文法がある

たとえば英語なら5文型とか主語・述語・目的語・進行形・完了形・仮定法といった文法を学びますよね。英語の文法は日本語とは違います。赤ちゃんや幼児なら別ですが、ある程度成長してから英語を学ぶのなら文法をしっかりやったほうが効率がいいんです。
ロジック図解にも同じことが言えます。ロジックを図解するときに使う基本文法(のようなもの)は、文章の書き方とは別物です。ところがそれを普通の学校教育で学ぶ機会はほとんどありません。


ロジック図解にもボキャブラリーが必要

これも当然ですが外国語はとにかく単語を覚えなければ話になりません。知らない単語は使えないのです。実はロジック図解にも単語のようなもの、知っていると短時間で書けるけれど知らないと四苦八苦する「よく使う概念の組合せ」があるので、知識として持っておくことが望ましいのです。ところがその「ボキャブラリー」を普通の学校教育で学ぶ機会はやはり、ほとんどありません。

実際に使わないと上達しない

そしてこれもまた当然ですが、上達するためにはどんな技術でも「実際に使ってみる」必要があります。文法と単語を覚えればそれだけで「読む・書く・聞く・話す」の4技能ができるようになる……はずはないですよね。書けるようになるには作文の練習が必要ですし、発音練習なしで話そうとしても一単語でさえ通じません。ロジック図解も同じで、実際に自分で使って(書いて)みないと上達しないのです。

まあ、覚えて使ってみたってすぐにはうまくいかないのですが・・・

文法を覚えて、単語を覚えて、すぐに自分の思うように英作文/英会話できますか? できません。たいてい間違えて使ってしまうからです。だから、上達するためには「使って、直す」サイクルを延々と繰り返さなければなりません。ところが自分では間違いがわからないから自力では直しようがない。そういうものです。

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添削してくれる人はいますか?

そこで大事なのが、「添削してくれる人」がいることです。英会話や英作文の練習をするなら、英語のできる人に頼みますよね? できる人が添削をしてくれれば、短時間で「直せ」ますが、そんな人が身近にいないとお手上げです。

ロジック図解も同じで、自力ではなかなか間違いに気づきません。だから「短期間でロジック図解力を上げる」ためには、「自分が書いたものを添削してくれる人を見つける」ことが大事です。

当マガジンがあなたのロジック図解を添削します

そこで、ロジック図解コンサルタントとして20年間その教育を手がける開米が、このマガジン「あなたのロジック図解を添削します(エンジニア向け)」を発行します。
当マガジンは、開米が企業向けのロジック図解講座で行っているロジック図解添削の内容をマガジン化したものです。最低毎週一回発行します。マガジン自体は無料ですが、一部に有料記事を含みます。

【これまでに発行したバックナンバー】
1話目:図解添削(1):「業務マニュアル不在」問題

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Q&A

Q:「エンジニア向け」とあるのはなぜですか?
A:発行者の開米がもともとITエンジニアで、ロジック図解講座の依頼もIT業界からが多いので、取り扱う内容にエンジニア向けのものが多いからです。

Q:自分でロジック図解を書いてみました。添削してもらえますか?
A:添削してほしいものがあれば開米までお送りください。 

Q:有料ですか? 無料ですか?
A:マガジン自体は無料ですが、個別記事には有料のものがあります

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