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図解添削(2):ロジックツリーで「仕事が非効率な理由」を考える

このマガジンは、複雑なロジックをわかりやすく整理整頓する「ロジック図解」ができるようになりたい人のために、実際のロジック図解の添削例を紹介します。

(本記事は前回の問題の派生版なので、前回分を先に読んでください)

(今回の課題文も大筋で前回のものによく似たことを言っていますので、課題文は熟読せずに、だいたい同じこと言ってるな~、と眺める程度でOKです)

【課題文】
仕事が非効率的になってしまう理由はいくつかあります。たとえばベテランの社員が自己流の経験的なカン・コツ・ノウハウで仕事をしていて、そもそも業務マニュアルがない場合は、新しい職場に入った人が短時間で仕事を覚えることはできませんし、ベテラン社員の暗黙知が継承されていないことが多いのです。また、マニュアルがあっても更新されておらず、実際の運用と違うのもよくあることです。仕事の仕様が整理されないまま場当たり的な情報システム化が行われると、人手による転記・再入力といった作業も残りがちです。

やはり文章のままではプレゼンテーションには使いにくいので、タイトル+箇条書きの構成でスライド化しましょう。

図1

実はこの箇条書きは元の文章を前から順番に切っていっただけで、ロジックが構造化されていません。「構造化」というのはたとえば「分類」することです。私の経験上、箇条書きが4箇条以上になれば何らかの分類ができることが多いので、「4箇条以上になったら構造化を考えよ」というのをひとつの目安にしてください。

図2

構造化する方法の中でもよく出てくるのは「分類」ですので、「論題・大分類・中分類」のようなツリー構造で示せます。実際にやってみましょう。

下記は私が行っている企業向けのロジック図解講座での解答例です。

【図解例1】

図3

【添削】
この解答は100点満点で言うなら60点ぐらいの「いい線行っているけれど、もう少し上を目指したい」クラスです。80点以上を目指すなら、ここでじっくり考えてみるのが大事です。

注目したいポイントをいくつか示すので、その注目点を中心に改善の方向を探ってください。

【注目点1】

図4

【注目点2】

図5

【注目点3】

図6

改善の糸口は見つかりましたか? 見つかっても見つからなくても、次に進みましょう!
解説は有料部分に掲載します。

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