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アミタヴ・ゴーシュ『飢えた潮』クラファン

私はただいま、アミタヴ・ゴーシュの名作the Hungry Tide『飢えた潮』の翻訳出版のクラウドファンディングに挑戦しています。
https://camp-fire.jp/projects/view/632777?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show

書籍は、晩春の頃、名だたる海外文学の名作を出版してきた未知谷から、刊行されます。

the hungry tide チラシ (canva.com)


年末から始めた本クラファンも、二か月がたって、ありがたいことに、かなり目標が近づいてきました。
その間、翻訳を見直し、仕上げ、校正作業を繰り返し、原作者やそのエージェントとさまざまな調整を実施し、契約を結び、クラファンの宣伝をして、、、と、さまざまなことを同時並行であたふたと進めてきました。

もちろん、そのどたばたは、出版するまで終わりはしない、どころか、おそらく出版が終わってもしばらくはまだ続くのですが、
何度も何度も読み返しても、その都度、やはり新しい発見がある。本当に、いい小説だなあ、としみじみ、思います。

ゴーシュにとっても、『飢えた潮』は、執筆後20年近くたった今なお、かなり思い入れの強い作品と見えて、最近発表された評論『大いなる錯乱』(三原芳秋・井沼香保里訳、以文社、2022年)でも、本作への言及はかなり沢山あります。

これほどの名作の翻訳を、自分の手で出せるところまで来た、というのは大きな喜びです。そして、この作品が、日本で、多くの方の目に触れてほしいな、と心から思います。

なにしろ、これまで、インド系英語作家の作品は、どんなに素晴らしい、世界的に愛読されている名作であっても、日本に来た瞬間、本屋さんの片隅の「その他」コーナーにひっそり隠されてしまって、なんというか、多くの読者に読まれるための土俵に乗せてもらえないまま、「今回も売れなかったね、やっぱり売れないんだね」と片付けられてしまう、という悲しい歴史を繰り返してきました。

今回、なんの工夫もなく、その失敗をまた繰り返してはいけない。
訳者が翻訳書の出版プロセスをあまりあけすけに喋り散らすものじゃないよ、とか、そういったことはプロに任せて訳者は翻訳のみに専念するのが正しい姿勢だよ、といった良き翻訳者の作法の伝統も日本にはあるようですが、今回は、そういった羞恥心をすべて投げ捨て、かなり宣伝に力を入れてきましたし、これからもまだまだ宣伝を続けていきます。

かなり、異例なことをやっていますが、
ここまでお読みいただいて、
応援してやろう、と思って下さった方
よくわからないけど、拡散してもよいかな、と思って下さった方、
ぜひ、クラファンプロジェクト、ご支援・拡散、ご協力いただければ、幸甚です!!!

twitterはこちら、
Kailash | the Hungry Tide 出版委員会(@Hungry_Tide_JP)さん / Twitter


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