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43. クルガン仮説、スキタイ、匈奴、月氏など

地底王国のアルケリオス氏からメッセージが届いた。彼は銀河連合特使・エレナ・ダナーン氏の先祖に当たる。
STAR NATION NEWS 39

アルケリオス氏からのメッセージは上記のリンクを読んで頂くとして、筆者が興味を持ったのは、彼が属する元地上で暮らしていたトゥアハ・デ・ダナーン族ククテニ・トリピッリャ文化に属するということ。

ククテニはルーマニアの地名で、現在のルーマニア、モルドバ、ウクライナにあたるカルパティアからドニプロ川付近までの地方で、紀元前5500年~2750年頃に栄えた文化である。アルケリオス氏は紀元前4000年頃に誕生したというので、ククテニ文化発生後、1500年後と勘定できる。なんと、そのままの肉体で現在まで生きているので6000歳とのこと。魔法は移動の中継地であったゴッドランド島でアトランティス人と思われる種族から伝授したという。その後、ダナーン族はアイルランドに定着した。

かつて、アイルランド人は黒海のそばに住んでいた民族で、追われてアイルランドに移住してきた、と聞いたことがある。今まで知り合ったアイルランド人は黒髪で、サイキックや妖精に縁が深い人が多い。周辺の民族と何かが違う。だから、何か大きな秘密があると感じていた。

アルケリオス氏は地球土着の種族であり、地表に住む種族はほぼ地球外から飛来したと告げている(私たちのことですね)。地球土着とは、肉体なのか魂を指すのかは不明である。ナーガ族が席巻していた時代から人間がいたとは想像できない。銀河間連合のシーダーズによって遺伝子操作された肉体に地球土着の魂が入ったのだろうか?

それはさておき、ククテニ文化のトゥアハ・デ・ダナーン族は、のちにスキタイ人と呼ばれている。スキタイは紀元前8世紀には現在のポントス草原(ウクライナにあたる地域)を支配していた。ダナーン族の遺留組ということであろう。しかし、スキタイには何種類もあり、ダナーン族は農耕と牧畜をしており、今、私たちがよく知るスキタイ人は王族の騎馬民族である。風習的には分けて考えたほうがよい。

別件で調べているうちにクルガンが現れ、懐かしいと思っていた矢先、クルガン仮説に出会う。いつもの~これを調べてごらん~サインだ。

クルガン仮説はリトアニア出身の米国の考古学者・マリヤ・ギンブタスが提唱した説である。古代ヨーロッパが女神を崇拝する母系社会であったという説も興味深い。

提唱

1956年マリヤ・ギンブタス(Marija Gimbutas)は、彼女の「クルガン仮説」を「クルガン考古学」と言語学を結びつけて、原インド・ヨーロッパ語を話す人々の起源に位置付けて提唱した。

ギンブタスは、明確な墳丘「クルガン」を伴う墳墓を持った「文化」を仮に「クルガン文化」と呼び、クルガン型の墳丘墓がヨーロッパへ伝播していったことをつきとめた。この仮説は、インド・ヨーロッパ語族の研究に重要な影響を与えた。ギンブタスを支持する研究者たちは、クルガン文化には、紀元前5千年紀から紀元前3千年紀にステップヨーロッパ南東部に存在した原インド・ヨーロッパ語族の民族的特徴が反映されていると考えている。



彼女は、古ヨーロッパの社会・文化は女神を崇拝する母系的なものであったが、青銅器時代に父権的なインド・ヨーロッパ語族文化により征服された、と考えた。彼女の考えによれば、古ヨーロッパは平和であったが、インド・ヨーロッパ系のクルガン人は父権的戦士階級制度を押し付けた、ということになる。ただし、女神崇拝は疑問視されており、古ヨーロッパも決して平和な社会ではなかったとの指摘など、彼女の主張に対しては批判も多い。


Wikipedia

民族は移動しても根本的な習俗は継承していくものである。日本の明治以前の天皇陵と明治以降の天皇陵の形が異なることは、最近よく指摘されている。明治以降のそれは、すなわち、半島の墳丘と同じ形なのである。こういう時はクルガン仮説を思い出してほしい。

このクルガン仮説を考えていると関連してアーリア人の移動を思いつく。アーリア人に征服されたドラヴィダ人は長い長い旅を経て、樺太、北海道に上陸。最終的に出雲に到着し、出雲族になった、という説がある。タミル語と日本語の相似性も指摘されている。しかし、現在の島根県の人の皮膚が浅黒いとは到底思えずかえって白い。数世代の混血で白色化し、その後の朝鮮人、中国人との混血でさらにDNAは多様化する。

ただし、今まで遭遇してきた数々の「この人、どうしてこんなにインド的な外見なの?」という疑問が晴れたような気もする。確かにそういう人はいるのだ。日本人は単一民族と言われるが、それは最近の大きなくくりであって、多種多様な顔が雑居する国であると思う。古来、渡って来た様々な民族と混血した証拠でもある。

ここで、スキタイ人に話は戻る。クルガン仮説の考え方を応用すると、人間生贄風習仮説も提唱できるかもしれない。要するに、人間を生贄にする習俗を持つ民族にも源があるという説である。

スキタイ人の処罰や生贄儀式の方法は残酷で、人間の皮は剥ぐは、匈奴のように髑髏杯も作る。生贄とする捕虜の喉を割き、血を短剣にあびせる。これがダナーン族が属したククテニ文化の後世と結びつけるには早計で、後世、何らか外界からの影響が及んだのではないかとも考える。

他にも人間を生贄にする種族は多い。動物の生贄と史料に残されていても、その実は分からない場合もある。それらの国のもとをたどれば黒海北岸に行きつくことが多い。つまり、今のウクライナ。カバールの本拠地である。そのカバールをたどると、ヒト型爬虫類種族のレプティリアンに行きつく。

「こんな仕業をするなんて人間ではない!」と息巻く人も多いが、そう、100%が人間の血ではないハイブリッドのなせるわざ。

匈奴との戦い、共存は漢にとって難儀であった。匈奴はひとつの民族ではなく、「戦争になったら一緒に戦います」というような契約が主体となっていると教えて頂いたことがある。匈奴の匈の現代の発音はxiongなので、
「シオンのやつ」
と思いきや、古代はヒュン、ヒョン、という発音だったらしい。これがフン族になったという説もあり、古代ヨーロッパに大きな爪痕を残した。

匈奴は前出のスキタイと交易していたらしいし、ライバルは月氏。月氏を研究している中国人学者と歓談したことがある。今までの説に縛られてはいけない。

今のウズベキスタンの南に移動したあとの大月氏についてはまだわかるものの、それ以前のルーツについては謎ばかりである。最近の研究ではトカラ語を使用していた可能性が高いことがわかっている。

トカラ人が日本にたどり着いた、という話も聞いたことがある。トカラ列島とは関係ないとされているが、実際はどうなのか。ドラヴィダ人が出雲までたどりつけたのなら、トカラ人が移住したとしても不思議ではない。

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