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【義父母と写真展と高校生の妹と二人で申し込んだ市営住宅の抽選に落選した日のこと】(部屋とYシャツと私風に)

月に一度のゴミ拾いで知り合った
教育大生・中島聡一朗さんの写真展『一捉』に行きましたよ🤗

なんと…
\義父母も連れて行ったのです!/
全く家から出たがらない義父(85歳!)も行くというのだから、こんな珍しいことはない!

いま80代の2人、
20年くらい前までは大正池あたりを散策して写真を撮り、その写真を見ながら絵を描いたり。

そんな思い出話を嫁はよく聴かされていた…(笑)
なんとなく
そうだ!中島くんの写真展行こう!
と思いついたこの日。
しかも中島さんのお誕生日だとFacebookが知らせてくれた。
すぐさま実家に電話。
『今から写真展に行くから用意しといて!』と。
爺ちゃんは拒否するかと思いきや、お着替えし始めた。

そして入口での写真がこれ。


【おわかりいただけただろうか…】


写っていますね😁

中島さんとゆっくりお話をさせていただいて、写真の説明もお聞きして、
義母も思い出が溢れ出てくるようで。
中島さんにはおばあちゃんの話にお付き合いいただいて🙇ほんとにありがとう。

帰宅してからも、その数日後も
『あの学生さんはどこ出身だった?』
『あの学生さんはいくつだった?』
『中島さんにもらったゼリーが凄く美味しい』
などと、思い出しては中島さんのことを聞いてくる2人。
親元離れて頑張ってるんだなぁとか、
個展を催すのは良いことだなぁとか。

偶然の出会い、
小一時間のお喋りが、
老夫婦の思い出を蘇らせ、脳を活性化。
家の中とスーパーでの買い物だけでは出会えない新しい出会い。
新しい人の繋がり。
義父母というより、
眼の前のお爺さんお婆さんが、
何世代も若い人の健康や将来を想って話をする姿。
10代20代の若い頃の私にこの光景を見せたいと思った。

ここから自分語りになっちゃうけど、

高校生の妹と二人、市営住宅に申し込んだ時に落ちちゃって。
絶対に市営住宅に入りたかったってわけではないんだけど…。
妹と二人、
大人達に、この街に、この世界に、見放されたって絶望したんです。

結婚して、子育てを通して、出会ってくれた人達のおかげで
今はこんなにもこの街と繋がっていることを実感できています!

それでも
『多少なりとも縁を持った人があなたのことを、あなた達姉妹のことをきっと心配して想っていたよ』
あの日の私に伝えたいと思いました。

昔よりももっともっと素敵な形になってこの街が私の元に還ってきてくれました!
愛したかったし愛されたかったんだなぁ、地元を!

中島さんには、義父母を元気にしてくれてありがとうという気持ちと、
私の心の中に度々現れる寂しさの1つと和解できたきっかけをありがとう、という気持ち◎

余韻のある、素敵な写真展でした。


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