見出し画像

【クリエイター紹介㊴】イランの本格派クリエイター:Matakさん


今回紹介するのは、イラン出身の剛腕アーティストMatakさんです。
その容姿からクリエイターというよりアスリートにも見えるので、剛腕アーティストと名付けさせていただきました!

数々の芸術展で受賞の実績があるクリエイターさんです
「Illustrator's of Future」US 2019 受賞
「ベオグラードのゴールデンペン賞」2021
「Image of the Book」モスクワブックフェア2021入賞
「アナナスイラストレーション賞」中国2023入賞


私が彼の作品に最初に出会ったのはこの作品「Symphony no. IX」でした!

作品タイトル「Symphony no. IX

Description:
Dedicated to all kind, aware Hearts.
Who stand beside The Lightness and rise up against The Darkness!

説明: 
慈愛に満ちすべてを捧げる男。彼は光の側に立ち、闇に立ち向かう勇者である・

中東風の騎馬軍団とその背後にいる悪魔に導かれるが如く狂暴な王様。
その軍団に対峙する緑衣の騎士と守護神のような白い男。
もう一目惚れでした!
このアートを見つけたタイミングは、既にオークションが終わり、誰かの手に渡った後でした・・・・。
 倍の値段を出してでも欲しかったので、オファーをしたのですが、手放して貰えませんでした・・・・。

彼の過去作品を見てみるとギルガメッシュ叙事詩を題材にした2作品もあり、その素晴らしさにも惹かれました。
もう少し早く見つけていればと思ったものでした

作品タイトル「Epic of Gilgamesh: The Blue Dawn」と「Epic of Gilgamesh: The Crimson Cry


こちらのEdition版のNFTで初めて彼のアートを所有することができました。

作品タイトル「Salvation

Description:
In the shores of darkness, you can find salvation.
You just need to face the truth of Humanity.


説明文:
暗闇の岸辺で、あなたは救いを見つけることができます。
あなたはただ人類の真実と向き合う必要があります。

西欧の絵画にアラビアンなエキゾチックな雰囲気を併せ持つ不思議な作品でした。

いつか彼の1/1のアート作品を手にしたいと思い焦がれていたのですが、
やっと出会えました!

作品タイトル「Vitreous Verdict

Description:
A great step towards the evolution or a fall into the depth of degeneracy, this is what posterity will remember.
説明文:
進化への大きな一歩か、堕落の深みへの転落か、これは後世の記憶に残るものです。

この作品は、WIP画像を見た瞬間から入札することを決めていましたのでゲットできて幸せです。

このアートには、NFT界隈への問題提起とも読み取れるテーマが隠されております。

この印象的な「ゴリラ」は世界で有名な類人猿のNFTコレクションを示唆しております。(ただし特定のコレクション批判ではありません)
ゴリラの頭上には仮想的な王冠が被せられており無理やり権威を付けられたようなイメージが描かれています。

ゴリラの周りを取り囲む黒い衣装の3人の人物は、無理やり価値という王冠をゴリラに被せて煽るファウンダーやインフルエンサー、そして盲信する信者のような投機者たちを表しています。

白い天使は、「なぜ人間は、類人猿に意味のない価値を戴冠させて、真の価値に注意を払わないのか?」と問いかけます。

コレクティブ系NFTの投機性やコミュニティに参加したり、仲間内でサポートを受けたりすることは悪いことではありませんが、それは理にかなっていますか?
NFTはデジタルアートの新たなルネサンスになる可能性を秘めていたはずでした。しかし現状は、アート以外の要素が色濃くなりつつあり、投機的なマルチや閉塞的なカルト集団のようなイメージを持たれていることもあります。
そのような状況が、NFTで成功することを夢見たアーティストを苦しめ、NFTから遠く離れさせてしまう要因にもなっているのではないかと問いているのです。


その隠された意味を知ったうえでこのアートを私のメタバース美術館で見るとまた違う印象を感じるかもしれません!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?