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華道の本質

華道の本質とは

「華道の知識を習得し技術を磨くのと同時に、自分の心、自分自身の成長も感じることができる。」

「お花を生けることで自分の心と向き合い精神を養い価値観を育てる」

華道や茶道、武道のように「道」がつくものは、
「その道を通じて自分自身の内面を見つめ、心身ともに人間的に成長しましょう」
「優れた技術を身に付けるだけでなく自分自身の精神や行動も高い技術に見合う人へと成長していく。」
という概念であると私は思います。


技術を高めること、美しい作品に仕上げるためには作法の一つひとつも重要となります。
また、自分自身の精神や行動のレベルを高めていこうと努力する姿はとても美しいものでもあり、その行動は自信にも繋がっていくものです。

道(どう)

「道」という漢字は、「首」と「しんにゅう」で出来ています。
首は人間を表し、「しんにゅう」は往来を表します。人が物理的に行きかう場所、それが「道(みち)」。
そこから発展して、人が何度も同じことを反復して得た最高の善を「道(どう)」という。単に技術を磨くだけでなく(もちろんそれも大切ですが)人としての成長をめざす。それが「道(どう)」という一文字に表現されているのです。