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人生にも必要な根元の大切さ

生け花は根もとが丸見えになります。

根もとを意識して整えながら
お花を1本1本剣山に挿していきます。

根もとがしっかりしていればしっかり立っていられる。

それは、自分自身にもつながること。
根もとを意識すると生き方まで変わってくる。

見えている根もとを恥ずかしいと思うか
隠したいと思うか

どこから見られても恥ずかしくない生け方は 
「どこから見られても恥ずかしくない自分」
「どこから見られて大丈夫な自分」
につながると私は実感しています。

根もとがぐらついていたら不安定だし
グチャグチャだったりすると隠したくなります。

自信がないから見られたくない。
でも、どこから見られても大丈夫!
って思える生け方ができた時
どこから見られても大丈夫な自分につながります。

根もとを意識しながらお花を生ける時間は
心地よい緊張感があり
生け終わった時には気持ちがスッキリして背筋が伸びてきて
心の中に自信が生まれてきます。


ラナンキュラスばら7275


根本や足元 

「根本的な誤り 」
「足元をすくわれる 」
など、あまり良くない表現で使われることがありますね。

逆に
「根本がしっかりしていれば大丈夫 」
「根っこが太くて丈夫だから安心 」
「土台がしっかりしていれば多少のトラブルも回避することができる。」
「基礎が土台がしっかりしていれば堂々と立っていられる。」
「根本(基本)的な間違いが起こりにくい」…etc  

「根本が大事」と思われる表現もたくさんあります。 

生け花も根もとが大事なのです。
お花を生けることを通して自分の魅せ方を学べました。

生け花を通して自分をさらけ出す。
開き直るのではなく
「このままの自分でOK」と自信を持って立っていられる。

時には優しく 、時には厳しく 
愛情込めて 心の声を聴きながら
お花の声を聴きながら
自分をさらけ出す勇気と自信
そんな強さが回を重ねる毎に身に付いていきます。

開き直ることではなく   
「私なんて 」
「どうせ私は 」
諦める人生を歩き続けるか、自分の可能性を信じて行動するか。

自分が幸せかどうかは
他人が決めたり他人が評価するものではありません。

自分の幸せは自分で決める。 
そんな人生を歩いて行きたい人を
私はお花に手助けしてもらいながら応援していきます。

難しそう
堅苦しい

そんなイメージの華道ですが、
お花を生けてる時間は根もとを整えながら自分軸を整えていく
素敵な時間になるんです。

朝の身支度お化粧やヘアセット、洋服を着た後に
前後左右、鏡で確認しますよね?
前だけの確認で出かけてしまうと、
ウィンドウや電車の窓に映った自分を見て
「あっ!?」って思った経験ありませんか?

私はあります〜

髪がはねてた。
ストッキングが伝線してた・・・などなど

私には起こることはないと思っていた出来事
まさかの救急車で運ばれる事件・・・

落馬をして救急車で運ばれそのまま長期入院
人生、何が起こるかわかりません。
いつ救急車で運ばれ
自分で着替えができない状況になっても大丈夫なように
見えない下着にも気を配る。

見えないところこそ、整える。
ここまで整えてるから!
と不思議と心の奥に自信が湧いてくるものです。

朝の身だしなみのチェックをしっかりで出来た時って
心の奥に自信が湧いてすっごく気持ちよく
堂々と玄関から出かけることができるのです。

誰にでも経験あるはずです。
自分が気持ちよく出かけた日のこと思い出してみてください。

特に今は、外出の時にはマスク必須です。
マスクで隠れているからと油断は禁物です。