見出し画像

【シティリーグS4優勝】三神ファイヤーについて考えたこと

※無料で最後まで読むことができます
※クチートがサムネイルの理由は最後に分かります

・はじめに


はじめまして!
ハヤト(@urutorahayato)と申します。最近は加納と名乗っています。
先日ゲームアーク西条店で開催された、シティリーグ シーズン4で優勝することが出来ました!
実力不相応の結果が出て嬉しく思うと共に、折角の機会なのでこの大会に向けて考えていたことを記録しようと思います。

本大会で使用したデッキリストがこちらになります。

いわゆる三神ファイヤーです。

・デッキ選択理由

自分が考えていたTier表(~CL福岡)が
TierGOD クワガノン
Tier1 ミュウVMAX、三神、はくばスイクン、こくば(TAG軸)
Tier2 それ以外の連撃ウーラオス、ゲンガー、ルカメタザシアン、レックウザ、ハピナスチルタリス、ムゲンダイナ、連撃テンタクル、ジュラルドン(順不同)など、上5つのどれかに有利~五分なデッキ
という感じ。クイックシューター多投のリストを見て、他よりもクワガノンの評価を高くしていました。

ここで以下のことを考えていました。
・この中で上5つ(いわゆる五強)が頭ひとつ飛び抜けて強く、これら全てに有利を取ろうとすると無理が出てしまうだろう
・五強のうち2つ以上に不利をとるデッキは使いたくない
・シティリーグはCLよりも対戦数が少ないのでいろんなデッキと対戦する可能性が高く、決まりきった強い動きを確実にできる(いわゆる再現性)方がいい(まあでもだいたいそう)

これらを踏まえて、使用候補に上がったのは三神、クワガノン、連撃テンタクル(インテレオン)、こくば、の4択。このうち、こくばは自分が使うとよく事故る印象が拭いきれず脱落。ここで、cレギュレーションがスタンダードで使える最後の機会だからCレギュのカードを使いたい気持ちが芽生え、連撃テンタクルはD以降でも使えるだろうと断念。三神とクワガノンの2択でずっと悩んでいましたが、クワガノンは2日前のジムバトルで使って事故負けして使わないと決意。加えて、8月頃ずっと三神ファイヤーを使っていたことから他のデッキよりも手に馴染むだろう、ということで三神デッキになりました。正直、構築さえ間違わなければ何使ってもいい環境だったと思います。

・デッキリストについて

ここからはデッキリストについて述べていきますが、三神デッキ自体は既に普及しているので(特にCL優勝構築)、採用したカードを一枚一枚取り上げるよりも、既存の三神デッキとの差異を中心に書いていきます。

とりあえず再掲 にしてもレアリティバラバラ過ぎる...

目次
・アタッカー(特にスイクンVとザシアンV)の検討
・エネルギーつけかえとボール類
・リセットスタンプを採用する?しない?
・大きなおまもりorタフネスマント
・ツールジャマーorツールスクラッパー
・三神デッキのサポート
・採用するべきだったカード

・アタッカー(特にスイクンVとザシアンV)の検討

スイクンV(不採用)
ザシアンVとガラルファイヤーVの中間みたいな動きができて便利ですが、それ以上の利点を見いだせず、ほかのアタッカーに枠を譲る方がいいと判断しました。

ザシアンV(不採用)
はくばスイクンに対して強いとされていましたが、それ以外の相手には使わなくても済む場合が多いこと、主な役割であるはくばスイクンの使用率が下がっているのと、そもそもクロススイッチャーでベンチのザシアンVが取られると立て直しが難しいことを考えるとそこまで魅力的に思えず、どんな試合でもベンチに置くであろうガラルファイヤーVの枚数を増やすことにしました。
しかし、鋼タイプのアタッカーが2枚いないと、はくばスイクンへの勝率が確保出来ないと感じたため、下記のポケモンを採用しました。
追記:起動するのに必要なカードが多いぶん、ふとうのつるぎでドローを稼げるのが一長一短って感じです。対クワガノンを中心に練習するなかで、アルティメットレイに頼らずに攻撃できるポケモンが強いという判断から採用をやめました。

ザマゼンタV(採用)
対VMAX相手にボスを要求できる点、打点も130+30ではくばバドレックスVMAXのHPに届くので、ザシアンVよりも役割を見いだせると感じて採用しました。

クチートGX(採用)
はくばスイクンがケアし切れない鋼アタッカーとして採用しました。特性も強くて、リセットスタンプの判断基準にもなるほか、ハピナスチルタリスへのささやかな抵抗もなっています(でも、振り返ってみるとハピナスを倒せるポケモンを採用してないので、その効果はあまり期待出来なかったですね…当日対戦しなくて良かった…)。
追記:後述する汎用性重視の戦略と、はくばスイクン対策カードという説明が矛盾する説明になってますね…。ザシアンVを採用しなかったことで調整前よりも優位さを損ないたくなかった、つけかえorキバナor手張りのどれか2つで攻撃できるのが強い、という説明が抜けていました。

ガラルサンダーV(不採用)
ゲンガーVMAX、ムゲンダイナVMAX相手に後攻を取ってしまうとこのカードが必須レベルなのですが、これらには3-3のプランが比較的通しやすいと考え、あったら便利程度に考え不採用。でもスイクンVの代わり(低エネ中打点)ならこっち入れても良かった気がするな… 

ミュウツー&ミュウGX(不採用)
連撃ウーラオスVMAX、リーフィアVMAXに対戦した時に欲しい1枚。実質3神の3枚目(初手の7枚にいた場合)となる点も魅力的でしたが、HPや弱点、頂への雪道の存在などから裏目もあるカードで、このカードを入れると技マシンとなるゲンガー&ミミッキュGX、ラフレシアGX、ゲッコウガ&ゾロアークGXまで欲しくなってくるので、今回はその検討まで詰めきれなかった、ということが本音です。上記2デッキにはザマゼンタVを通せばいいと考えたことも不採用の理由の一つです。

シティリーグがマッチング運に左右されやすい形式なので、ピンポイントメタを捨てて、汎用性を重く見ています。

・エネルギーつけかえの枚数とボール類

A.「エネルギーつけかえは1枚多めに感じる枚数が適正」という教訓を踏まえて2枚となりました。ザマゼンタVで捲る試合や、アルティメットレイのための3枚目がつかない可能性を考えると1枚は使いたいです。

B.一部を除き、基本的にはオルタージェネシスGXを使ってからサイドを取っていくこととなります。したがって、2ターン目に三神に2枚エネルギーがついてバトル場に居る状態を目指してゲームを始めることになります。最初の7+1枚の手札から三神とエネルギーが揃う確率はできるだけ上げたいです(というより最低条件ですね)。そこで、ボール類(ポケモンを持ってこれるグッズ)の枚数を増やすことにしました。

調整する中でAとBが同時に発生した結果、「1ターン目に三神が場に出ないor出せなさそうなため、他のポケモンに基本エネルギーをつけておいて、2ターン目に手張り&エネルギーつけかえでオルタージェネシスGXを使う」プランの確率を諦め、確実に1ターン目にエネルギーを三神に手張りできるようにしました。


・リセットスタンプを採用する?しない?

ここは練習での認知バイアスが左右するところだと思います。自分は練習時点でスタンプお祈りで勝った試合があったので後半に使えるよう2枚入れました。汎用性を重視していることも採用理由の1つです。


・大きなおまもりorタフネスマント

最初はタフネスマントの方が強いと感じていましたが、三神がアルティメットレイまで辿り着いてほしい試合が多くあること、何よりもレギュ落ちによって大きなおまもりをつけた三神が二度と見られなさそうなことから(最重要)おまもりを選択しました。


・ツールジャマーorツールスクラッパー

ザシアンVを抜いたことにより、耐久を維持しながら相手のタフネスマントをどかすプランが難しくなったことから、より任意のタイミングで使いやすいツールジャマーを選択しました。


・三神デッキのサポート

練習を重ねていくにつれて、このデッキにおける博士の研究を弱く感じるようになりました。特にこのデッキだとメタルソーサーが採用されていないため、劣勢時に使ってもあまり意味がなく、博士の研究でドローするのはだいたい次のターンで使うボスの指令のため、だという場合が多いと感じました。そこで、博士の研究の枚数を減らし、メタルソーサー&リセットスタンプを同時に使う役割が被るキバナの枚数を増やしました。キバナのおかげで勝った試合もあり、なんならボス3キバナ3の構築も選択肢に上がるほどで、環境次第ではそこまでしてもいいほどだと思います(ミュウVMAXが多そうな時とか)。ちなみに2枚だと三神かガラルファイヤーVが倒されたどちらかのタイミングで使える、という所感です。

・採用するべきだったカード

ミュウVMAX相手の練習が疎かだったせいで、うねりの扇の評価を低く見積もってしまいました。ウィークガードエネルギー不採用の構築も時折見受けられるため、汎用性の低さから無くてもいいだろう考えていましたが、実際にはカミツレ+ウィークガードエネルギーのミュウVMAXが決勝トーナメントに多く残っており、まさに自業自得でした。もし入れるとしたら、あなぬけのひもの2枚目、プレシャスボールの4枚目、オドリドリGX、ワタシラガVが入れ替え候補かな、と思います。

・実際の動き

基本的には先攻とって三神にエネルギーつけたら勝てる!以上!

一応対面ごとに考えていた注意点(特に後攻の時)を書いていきます

・クワガノン
・ミュウVMAX
・VMAXデッキ全般

・クワガノン
後攻をとった場合、相手のサイドプランはミュウが見えてないと2-2-2、見えていたらクイックシューターでミュウを倒す2-1-3をとって来るのでそれらを避けたいです。三神にエレキブラスターを2回当ててもらう必要があること(それもオルタージェネシスGXまでは無傷でないといけない)と、やまびこホーンを警戒しなければならないこと、ミュウに大きなおまもりをつけられるかが大事なことなどを踏まえると、このデッキではベンチバリアのミュウがクイックシューターで倒れないことを祈る(≒相手のクイックシューターのインテレオンの枚数で勝敗が決まる)しかないのが結論なのかな、と思います。なので練習中は優先してクイックシューターのインテレオンを倒すようにしてました。

・ミュウVMAX
ウィークガードエネルギーがある&リセットスタンプがそこまで有効ではないので難しい相手。ガラルファイヤーVがオーラバーンをすぐ使える状態にして、ウィークガードエネルギーが付いてないミュウVMAXが来たらオルタージェネシスを使う前でも倒した方がいいと思います。ゲノセクトVを2回倒して勝つルートは結構難しかったです(後攻の場合1ターン目にはじゃえんのつばさを使わないといけない)。
 

・VMAXデッキ全般
サイドを取るプランは2-2-2、3-3、2-4、4-2のどれか。いちばん強いのは攻撃する回数がいちばん少ない3-3のプラン。いちばん弱いのは1-3-3や2-3-3とリセットスタンプが辛いうえに、5回以上の攻撃を要求された時。2-2-2と2-4、4-2はモミや回収ネットの枚数を予想して選択することになります。

・終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
とりあえずシティリーグは優勝しておきたいと思ってたので望外の結果に驚きつつも安心している、というのが本音です。練習してくれた友人や親のおかげです。ありがとうございました。
でも、決勝トーナメントではじゃんけん全勝など、正直運が良かった結果なので、またひとつひとつ頑張っていきたいと思います(ここでの"ひとつひとつ"とは毎週出される大学のレポートを指します)。


最後にサムネイルにもなっているクチートGXの活躍

シティリーグ開催店舗でSR購入 858円
予選スイスドロー 最終戦でテクノバスターで即退場
決勝トーナメント 二戦目にベンチが空いてたので魅惑のウインクを使う 相手の手札が良くないことを確認できたおかげでプラン選択を決められた 三戦目(決勝)でとりあえず出してみたところずっとベンチの邪魔になる 以上


というわけでそんなに元を取れてませんでした!なので投げ銭してくださると非常に助かります。笑

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?