反民主主義と反国家主義について
問題は無政府主義とか共産主義と言われているものが国民生活とは乖離している点である。
現状の議会制民主主義とされているものは多数派(資本家)の"まやかし"であり、さまざま利権団体の票の奪い合いは国民の意見が反映されているとは言えない。
選挙で大きく何かが変わるということはなく、変わるのは総理大臣と国務大臣だけで、岸田の新自由主義から脱却なんていうのは行われなかったし、安倍は憲法改正を行わなかった。これは、利権団体の圧力によるもので、この労働者を搾取する構造とともに資本家自身がそう簡単に手放すことはなく、これらは労働者自身の暴力によって破壊しないといけない。
今はただスクラップ&スクラップ。すべてをぶち壊すことだ。
資本家たちはお金のためなら人が何人死のうと厭わないのだ。
"産業革命とその結果は、人類に災いをもたらした" とユナボマーの論文 "産業社会とその未来" 言われたように、産業革命は人類にとって災難であった。都市や先進国に住む人間の生活は便利になったが社会は不安定に不自由になっていった。
産業革命それに伴う資本家階級の発展は人々から愛の気持ちを奪い拝金主義的で利己的なものを生み出した。
農村の共同体は破壊され、地元の商店街はイオンに破壊された。国道沿いにはチェーン店ばかりが並んでいる。資本主義はグローバル化を推進させた。それにより、国内の第一次産業は壊滅し、それは第二次産業にまで広がっている。
スーパーには外国産の野菜が並び、ホームセンターで売られている建材は大半が外国産だ。
働いているのは外国人労働者だ。
産業革命により生み出された利己的なものは先進国、都市のために犠牲になれと後進国、地方に迫り、金のために故郷を破壊するようになった。山を切り崩しそこを宅地として販売する。海を埋め立てそこを工業地域として販売する。石油利権のため故郷を破壊して、住民を殺す。ダムの建設のため、空港建設のために故郷を追われ、そこに愛はないのだ。
君たちの立っているその場所はだれかの故郷だというのに
資本家たちはお金のためなら人が何人死のうと厭わないのだ。
国家は地図に線を引き、人々の間に線を引く。それは、対立を生み、国家はそれを煽る。宗教は人々を幸せにするために生まれたはずが、憎しみを増幅させ、人々を殺し合いに向かわせる。この世界に国境も宗教もない。
性別や障害の有無も病気の有無も年齢も人々の間に線を引くものはないのだ。
そこには線は無いのだから。
吉野・駒井 令和4年6月24日
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