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【博物館】「大哺乳類展-わけてつなげて大行進」…知らないことや勘違いしていたことが、こんなにたくさん!

福岡市博物館で開催されている「大哺乳類展-わけてつなげて大行進」を見に行ってきました。

本展は、生物多様性研究の礎となる「分類」と「系統」がテーマとなっています。現在6,500種以上存在するとされ、世界中の陸上、水中、地中、さらに空とさまざまな環境で生きる哺乳類を、見た目や内部の特徴、DNAなどをもとに分類し関係性をつなぎあわせることで浮かび上がるさまざまな「ふしぎ」に迫っています。

下の写真は、四次元怪獣ブルトン……ではなく、シロナガスクジラの心臓です。

シロナガスクジラの心臓

「第1章 哺乳類とは」では、哺乳類に共通する特徴が説明されているのですが、第1番目は「哺乳」です! 
………確かに、「哺乳類」って言うくらいだから、「哺乳」が共通項であるのは当たり前と言えば当たり前なんですが、改めて漢字で「哺乳」と書かれると「意外!」って感じでした。
「哺乳」に続いて、「表情筋」、「胎生」、「体骨格」、「耳小骨」、「心臓」…が共通項として挙げられています。

「第2章 種と分類と系統」の説明書きです。(↓)

分類の目的と区分

最も基本的な「綱」→「目」→「科」→「属」→「種」という分類階級も良く分からないのに、さらに細かい「亜種」なんて分類もあるのね。。。

下図は、「哺乳類系統樹」です。

哺乳類系統樹

生物の仲間分けが出来たら、種や属同士の関係、つまり系統関係が気になってくる。分類したものの関係性を明らかにすることは、すなわちどのように種が進化してきたかを明らかにすることである。「進化を明らかにする」という目的においては、「分類学」は仮説の提案で、「系統学」はその検証作業と言える。

大哺乳類展-わけてつなげて大行進

分類学」と「系統学」って違うんかいっ! 目からうろこです!

最後、哺乳類の大行進です!

哺乳類の大行進

本日は祝日だったので子供連れの家族が多かったのですが、展示内容は学術的過ぎて、子供には難しいのではないかと心配になりました。最後の「哺乳類の行進」は、見た目に分かり易いので子供にも受けるでしょうが、ここに至るまでの展示は骨格ホルマリン漬けばかりでしたからねえ。


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