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【弱者の戦略】ないものではなくあるものだけを考える思考法(私の福祉用具の仕事で考えてみる)

今回のnoteは、弱者の戦略シリーズ「ないものではなく、あるものだけを考える思考法-Aseed Based Career Development-」について、私が日ごろ関わっている福祉用具の仕事に当てはめて考えてみたいと思います。



●ないものではなく、あるものだけを考える思考法(ABCD)

ないものではなく、あるものだけを考える思考法(-Aseed Based Career Development-→ABCD)とは、自分自身に足りないことや弱みを克服することよりも、自分自身の強みや得意なこと・できることに集中して伸ばしていく、という考え方です。

学校教育などでも、「国語」「算数」「理科」「社会」「英語」といった科目がありますが、苦手な分野を克服するために、足りないところを集中して学んで水準まで引き上げていこう、という感じで勉強したりしますよね。
しかしながら、ABCDの考え方では、弱みを克服することに重点を置くのではなく、自分の得意分野・強みをさらに伸ばすことに集中しよう!得意分野にリソースを全投入して、さらに強みを尖らせよう!という考え方になります。


●弱み克服よりも強みを伸ばす方に集中したほうが良い理由

このABCDの考え方ですが、弱み克服よりも強みを伸ばす方に集中した方が良い理由について、私自身こう考えます。

・弱み克服は、結局、克服できたとしても、他の人と同じ水準に到達できる程度のレベル感にしかならない
・強みを伸ばす方に集中するほうが、その分野で突き抜けることができ、希少価値のある人材になることができる

ちょうど、前回のnoteでも書いた「クロスオーバー戦略(自分の得意分野を複数掛け合わせることで希少価値のある人材になる)」の考えかたにもつながります。

あとは、苦手分野の克服は、そもそも苦手なことなので、そこに注力するエネルギーもマインドも非常に負荷が掛かります。それに対して、得意分野はもともと好きな事だったりするので、前向きに取り組みやすく、自然に無理なくそこに注力することができます。


●私の福祉用具の仕事における「得意分野」を考えてみると・・・

ということで、私の福祉用具の仕事における「得意分野」はなにか、を考えてみると・・・

●車いすの座位姿勢を調整する
●移乗用リフトの知識を生かして移乗に困られた方を手助けする
●DXを使って介護業界でも生産性を上げる

という3つがパッと浮かんできました。
その3つを披露させていただきます!


・車いすの座位姿勢を調整する

車いすに座られている利用者は、体の不自由な方が多く、中には座っていて座位姿勢が崩れていってしまうケースがよくあります。そんな状態に対して、正しく座位姿勢を保ってもらうために、車いすに適したクッションを導入したり、車いすの各部位を身体状況に合わせて調節をしたりすることは結構得意です。もともとエンジニア気質がある方だと自負しているので、体に見合った車いすのセッティングをするのは、個人的にも非常にやりがいを感じたりします。


・移乗用リフトの知識を生かして移乗に困られた方を手助けする

こちらも、移乗用リフトという福祉用具を使って、ベッド・車いす間の移乗を楽に行えるよう、移乗で困られた方に働きかけていくこともとてもやりがいになっていたりします。
人を抱えての移乗作業は、介助者の体を壊してしまうリスクが高く、実際に親の介護で体を壊してしまったご家族さんをたくさんみてきました。そんな状況を少しでも減らすうえで、あまり知られてませんが、移乗用リフトは有効だったりします。
とはいえ、移乗用リフトはなかなか使い方に馴染むまでは大変で、導入までのハードルも高かったりするのですが、介護で体を壊して日常生活に支障をきたしてしまう介助者もちらほらいたりする現状を考えると、移乗用のリフトはもっと導入されても良いものだと思って、必要な方には率先して提案したりしています。


・DXを使って介護業界でも生産性を上げる

DXについては、私が今とてもハマっている分野です。今はノーコード・ローコードでアプリも簡単に作れるようになってきて、私もまだまだひよっこですが、アプリ開発とかも、誰に頼まれたわけでもないですが、空いた時間でポチポチと作ってみたりしています。

といった感じで、得意なこと・強みに全集中していくことって、自分自身もやっていてワクワクしますし、自然に取り組みできるので、この思考法はおすすめです。みなさんも、苦手克服よりも得意分野をさらに伸ばす!という考え方で、いろんな強みをさらに伸ばしてみる行動、ぜひやってみてはどうでしょうか!






ではでは。

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