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疲れていませんか?介護疲れ対策のヒント3つ!相談しよう!

介護を頑張るあなた、どこか疲れていませんか。介護疲れを何とかしなくてはいけないと思っても、いざ対策をとなると具体的にどう動けばよいかわからないはず。

もちろん相談するのが大切なのですが、この記事を読むことで、具体的にどこに相談するのが良いかがわかります。


【あなたは大丈夫?】私、介護疲れで悩んでいます。

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介護疲れを感じた3人の方がどう解決しようか迷っています。それぞれの方の悩みを考えましょう。

●実例 登場人物⇒
義母を介護する主婦のAさん50代:夫と義母と3人暮らし。子育ては終えている。

義母は認知症が強く徘徊がみられ、要介護2と動くことができる。義母が台所に立ちあがり火の管理や刃物等心配で目を離すことができない。Aさんの趣味のテニスもいくことができない。

義母のことは大切にしたいが、Aさんはイライラすることが多くなり、  義母との喧嘩も絶えない。夫は介護に不参加。


妻を介護する夫Bさん70代:妻と二人暮らし。

3年前に脳卒中で妻が倒れ、退院後ずっと面倒を見ている。子どもはおらず、夫婦仲良くやってきたため、他人である介護士の訪問はしてほしくなかった。現在サービスはなにも利用していない。

最近、Bさんは疲労で倒れ自分の身体も心配になってきた。

10歳の子持ちのパートママCさん40代:実父を介護しながら、パートをし、小学生の子ども2人を育てている。

夫は仕事が多忙で介護に参加できない。父のことを介護したいと頑張ってきたが、介護はほぼ自身で行っており、つらいこともありこれが夫とも喧嘩の原因になっている。

将来的には子どもにもお金がかかるため、経済的にも不安がある。原因究明!なぜ介護疲れが起きてしまっているのか?


原因究明!なぜ介護疲れが起きてしまっているのか?

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介護疲れを感じるのはどのような時でしょうか。次の4つの負担から起こりえると考えられます。

・精神的負担
・身体的負担
・経済的負担
・認知症介護の負担

1.精神的負担:
介護者が一人きりであることや、家族が居ても頼れない場合など「私が介護をやらなくてはいけない」と思い孤独を感じたり、人に頼れないことによるストレスを感じることがあります。また、自宅に訪問する介護師や、担当となるケアマネージャーとやり取りをする必要がありそのような人間関係や対応に疲れを感じてしまいます。

2:身体的負担
要介護者の日常におけるあらゆる生活のサポートをします。トイレ介助、入浴介助、体位変換と言った介護者の身体を使ったサポートもありますから、介護者の腰や脚に負担がかかります。また要介護者の状態によっては夜間の対応も必要となるため、ケアをする介護者は睡眠不足になることもあります。これらのことから疲労が蓄積し、身体的負担となります。

3:経済的負担
要介護者を含めた生活は、介護保険により支給されるだけで賄えるものではありません。また要介護者を介護者が二人暮らしであった場合、介護者が仕事を退職し、介護を続けることもあり、収入が途絶えてしまう方もいます。これを経済的負担と呼びます。

4:認知症介護の負担
認知症をもつ要介護者の中でも、記憶の喪失、徘徊といった行動をされる方の場合、介護者は、上記に挙げた3つの負担がさらに強くなります。要介護者の介護をしなくてはならないと言った責任感を介護者は感じやすく負担が大きくなります。
また、要介護者本人の負担も大きいものがあります。自身が認知症と理解している方の場合はその不安やいら立ちから介護者にその矛先が向き、攻撃的になったりふさぎ込むんでしまったりということがあります。


解決につなげるにはどうするの?

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まずは相談してみることです。

介護を続けていく上で、介護者がまず元気でなければ、なにもなりません。その相談先はいろいろな窓口があります。身近な人はもちろん、行政、企業...と介護に関する悩みなら、専門とする機関に対し口に出して助けを求めましょう。

●Aさん…訪問介護で自宅に訪問してくれる介護士に相談をすることに。

”認知症の人と家族の会”という公益法人があり、自分と同じような人がいることがわかった。また、同団体が電話相談もしてくれるとのことで早速電話してみることにした。家族の会のつどいに参加し、自分と近い境遇の人と悩みを相談しあうことで、ストレスの軽減になった。介護に疲れることは当たり前で、自分だけ塞がる気持ちになる必要がないと感じることができるようになり、精神的に安心することができた。

認知症の人と家族の会

●Bさん…近所の包括センターに相談。

Bさんと妻が、サービス利用に対する敬遠している気持ちを理解してくれた。その上で、二人の生活に大きく影響しないように、利用できそうなサービスとしてデイサービスを利用することにした。Bさんの時間もでき休養時間を取ることができた。人の力を借り、無理をせずに介護に取り組むのは大切だと思うようになった。

 東住吉区地域包括センター

●Cさん… 自宅知覚にあった、介護事業をしている企業に相談。

実父と夫も含め話し合った結果、ショートステイを利用することにした。介護保険で思っている以上に料金がカバーされることがわかり、家計の許せる範囲内で利用できそうだとわかった。夫や子どもとも時間が取れるようになり、以前より家族仲も改善したように思う。

東住吉介護センター

まとめ

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介護者の皆さんへお伝えしたいことは、要介護者を介護をする人はあなた一人でなくてもいいのです。介護疲れに悩まされ不健康では、要介護者の介護を続けていくことはできません。本当に動けなくなる前に相談することをおススメします。

フッターB


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