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意欲低下に繋がってしまう!認知症の方や高齢者に言ってはいけない言葉とは?

みなさんこんにちは!

「無料で学べる介護職の学校」こと…カイゴノチシキ(→YouTubeチャンネルです。

介護の仕事をしていると、利用者さんに対しても思わず強い口調で話してしまったり、少しきつい言葉を言ってしまうことは、誰にでもあるでしょう。
自分は悪気がなくても、ちょっとした言葉で、利用者さんは気づいてしまい意欲低下に繋がってしまう場合があります。
今回は、介護現場では言ってはいけない言葉を紹介します。

利用者さんに言ってはいけない言葉

利用者さんとは尊重と思いやりを持って接することが重要です。以下に、避けるべき言葉の一部を挙げますが、個人や文脈によって受け取り方が異なることもあるため、一般的なガイドラインとしてご参考ください。

  1. 軽蔑的な言葉や侮辱的な表現: 利用者さんを傷つけるような言葉や表現は避けましょう。「またこぼしたの?」「お漏らししてるじゃない!」などのネガティブな表現は利用者さんの心を傷つけてしまいます。

  2. 子ども扱いする:  利用者さんと仲良くなると、ため口で話してしまったり「ちゃん」や「くん」をつけて呼んでしまう方がいるでしょう。しかし、利用者さんは年齢や身体的な状態に関係なく、大人であり、尊敬すべき存在です。子ども扱いする言葉は避けましょう。

  3. 病気や障害に関連した侮辱や差別的な言葉: 利用者さんの状態や障害について、侮辱や差別的な言葉を使わないようにしましょう。尊敬と支援の気持ちを持って接してください。

  4. 否定的な言葉: 利用者さんの要望や感情を否定するような言葉は避けてください。共感し、理解を示すことが大切です。

  5. 無関心な言葉: 利用者さんに対して興味や関心を持ち、コミュニケーションを大切にしましょう。無関心な言葉や態度は避けてください。


利用者さんに言ってはいけない言葉を言ってしまうとどうなる?

利用者さんに言ってはいけない言葉を使用すると、さまざまな問題や悪影響が生じる可能性があります。以下にその一部を挙げます。

  1. 利用者さんの尊厳や自尊心の傷つけてしまう: 軽蔑的な言葉や侮辱的な表現を使用すると、利用者さんの尊厳や自尊心が傷ついてしまいます。これは、利用者さんの自信や自己価値感に悪影響を及ぼし、心理的な苦痛を引き起こす可能性があります。

  2. コミュニケーションの障害: 不適切な言葉や表現は、利用者さんとのコミュニケーションを困難にすることがあります。利用者さんが言葉の意味を理解できなかったり、関係性が悪化したりする場合があります。

  3. 信頼関係の損失: 不適切な言葉は、利用者さんとの信頼関係を損なう可能性があります。利用者さんは支援者に対して信頼を寄せ、安心して話すことができる環境が必要です。不適切な言葉を使用することで、利用者さんは支援者に対する信頼を失う可能性があります。

  4. 心理的な負荷やストレスの増加: 不適切な言葉は利用者さんにとって心理的な負荷やストレスを引き起こす可能性があります。それにより、利用者さんの気持ちや精神状態に悪影響を及ぼし、抑うつ感や不安感の増加などの問題が生じることがあります。

  5. 対応や支援の困難化: 不適切な言葉を使用することで、利用者さんとの対応や支援が困難になることがあります。利用者さんの要望やニーズを正しく把握し、適切な支援を提供するためには、適切な言葉遣いとコミュニケーションが重要です。

スピーチロックに気をつけて接しよう!

今回は、利用者さんに言ってはいけないことを紹介しました。
利用者さんの心を傷つけてしまうと、コミュニケーションが取りにくくなったり、うつ病や神経症を発症してしまうことがあります。
利用者さんとコミュニケーションを取る際は、言葉遣いに十分注意しましょう。
今回紹介した言葉以外にも「スピーチロック」と言った、利用者さんに言ってはいけない言葉が存在します。
利用者さんにより良いサービスを提供できるように、ぜひスピーチロックについても学んでみてください。
以下のページにて、スピーチロックについて詳しいことが紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。


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