親の介護を考える カメラによる見守りについて
はじめまして
私は、在宅介護の介護士（訪問介護と通所介護）をしています。
大学卒業後は、10年ほどエンジニアをしていて、測定器やFAやカメラ設計に取り組んでいました。
先日、介護機器の展示会(東京ケアウィーク'２３)を見学して来ました。
高齢者見守りについて、沢山の展示を見学しました。今後の人手不足を考えると、見守りシステムはもっと普及しても良いと思うのですが。プライバシーや性的虐待の問題もあります。
施設によっては入居者をカメラでモニタすることが採用されているそうです。カメラ使用許可を家族と取り交わす様な話しでした。在宅ではプライバシーの問題で進んでいないカメラ利用ですが。家族なら設置が可能ではないでしょうか。
⚫︎ヘルパーが訪問したらご利用者が転倒して骨折し動けなくなっていた
⚫︎ヘルパーが訪問したらトイレの鍵がかかって使う事が出来ず家が汚れていた
⚫︎エアコンつけずに猛暑
⚫︎老老介護の家でボヤがあり消防車が出動
これらは実際にあった事です。
でも、実際に監視カメラなどの見守りシステムを取り付けても、撮影される方々の理解がすんなりと得られるとは限りません。
「何だか光るのよ💦」
認知症のご利用者が、戸惑った表情で訪問した自分に訴えた事がありました。
ご家族の設置した沢山の監視カメラがありました。ご利用者が気にされていたのは、カメラのLEDの小さな光。ご説明してもすぐに忘れてしまいます。
介護用監視カメラは、最初は被写体になる方々（ご本人や介護者）の理解が得易い、控えめなカメラが良いと感じます
介護用監視カメラの一例をご紹介します。
⚫︎パナソニック製 KX-HDN215-K
⚫︎スマートフォンで外出先からモニタ出来ます。
⚫︎上下左右にカメラが動けます。
⚫︎音が聞こえます。
⚫︎こちらの声を出す事が出来ます。
⚫︎温度センサー付き
⚫︎ペット用にも介護用にも使えます
動作させる為に必要な機器
⚫︎Wi-Fi環境などの無線LAN
⚫︎スマートフォン
介護に正解は無い、と言われています。
ここでご紹介する製品や技術は一例です。
ご参考になれば幸いです。
２０２３／１０／３ 追記
見守りカメラのサイバーセキュリティについても、併せてご覧下さい。
２０２４／２／３ 追記
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