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認知症BPSDに方言で立ち向かう

こんにちは!久しぶりのnoteです。磁気センサについて執筆中ですが難し過ぎて時間がかかっています。このnoteの需要は少なそうですがw自分としてはライフワークで是非ともやりたい事になっています。

そんな中、つい先日、認知症ケアで興味深い出来事がありました。

新規のご利用者様。介護拒否あり認知症専門施設である当方へ通所開始。会話は少し可能ですが、長めの会話は成立しません。険しい顔で外に出ようとされる。無理に関わろうとすると抵抗する、振り解く、蹴るなどの行為が見られます。
トイレおおむね自立ですが、トイレのタンクを開けるなどの行為が危ないので付き添います。その他の場所もウロウロと歩かれますが、基本付き添います。
ご利用者様は子供の頃は遠方で育ったとの事。偶然にも近辺の方言を私が少し話せるので、試しに方言で話しかけてみました。険しかった表情が緩んで、頷くご利用者様。
子供の頃に聞いていて、馴染みのある言葉なのでしょうか。

この方に限らず、方言は認知症ケアには有用なツールなのかも知れませんね。地元の方が多いので、これまであまり感じませんでしたが。遠方から来た方で、急に認知症が進行してご本人も不安でいっぱい。そんな中、昔馴染みの言葉による声かけに出会えたら、フッと気持ちが緩むという事は、あり得る事だと考えます。

たまたま方言を知っているエリア以外でも、この方法が使えれば良いのに、と思います。翻訳は優秀な人工知能に「〇〇県の方言で〜とは、どう言えば良いですか?」などのプロンプトを入れてみましたが、方言は全然ダメでした。何か良い方法を探してみたいと思っています…

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