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介護タクシー急な依頼

時々更新しております。
前回の記事で「介護タクシー院内介助」についてお話しいたしました。

今回は「介護タクシー急な依頼」についてお話しいたします。


日常的にある依頼

利用者家族
介護タクシーお願いします」
事業所
「お客様の希望する介護タクシーとは車いすの車のことですか?」
上記はよくある依頼、平均1日に1回位あります。
介護タクシーの依頼があると私は以上のようにお聞きするようにしています。
以下はその後の展開です。


介護タクシーを歩行や乗降を手伝ってくれるサービスととらえているケース

利用者家族
「車いすじゃなくて、普通車で大丈夫なので、乗り降りを手伝ってほしいです」
事業所
「わかりました。介護員に指示しますので、普通のタクシーより少し時間がかかります。どのような状態ですか。膝が痛いとか、昨日までは普通に歩けていたのに急に歩くのが大変になったとか?」
利用者家族
「ちょっと膝が痛いだけなので、手を引いてもらえれば助かります」

訪問すると実際は動けない状態の方がたまにいらっしゃいます。

車椅子を所有している利用者と所有していない利用者がいるため、上記のようにたたんで固定するケースが生じます。

介護タクシーを車いす車輛・寝台車両としてとらえているケース

利用者家族
「車いすの車をお願いします。急に歩けなくなったので」
事業所
「車いすはありますが?無い場合はこちらからお持ちします。ご自宅の住所・番地・電話番号を教えてください。段差などはありますか?」
利用者家族
「車いすもお借りしたいです。住所は○○。電話番号は○○です」
事業所
「確認です。ベッドですか?布団ですか?寝たきりで座ることもできない場合は寝台車がいいと思います。リクライニング車いすという背中が倒れるクス車いすもあります。痛みがひどいとか苦しがっているのであれば救急車を呼ばれた方がいいと思いますが、ご家族の判断になります」
利用者家族
「少し転んだだけなので、普通の車いすでいいと思います」
事業所
「ご自宅の環境がわからないので、訪問した介護員が適切に判断して車いす移乗や移動介助を行いますが、ご家族に補助をお願いする場合もありますので、よろしくお願いします」

訪問すると実際は歩行可能だったというケースもたまにあります。

病院到着後、ストレッチャー利用者は原則病院の寝台車に移乗となります。
車椅子利用者で病院の寝台車に移乗する方もいらっしゃいます。
個人病院等でストレッチャーが備わっていない場合、早い帰宅が予想される場合ストレッチャーをお貸しすることも可能です。

介護保険でタクシー利用できると認識されているケース

利用者家族
「ストレッチャー付きの寝台車、すぐお願いできますか」
事業所
「お迎え場所と目的地を教えてください」
利用者家族
「救急搬送されたのですが、帰ることになったので、〇〇病院から自宅までお願いします。患者の名前は〇〇〇〇です。昨年、介護契約していただいています」
事業所
「確認できました。私たちは対応可能ですので、家族様から担当のケアマネージャー〇〇さんに連絡をお願いします。介護保険の対象となりますので、料金は〇〇〇円ほどになります」
利用者家族
「わかりました。よろしくお願いします」

実際はケアマネージャーが実績を把握せず、事業所から報告となることもたまにあります。

当然ながら緊急的な依頼は毎日あります。

発熱・感染を確認する

新型コロナが第5類になってことにより原則感染者の利用をお断りすることができません。
感染者の利用については後ほど記事にする予定です。

今回は「介護タクシー急な依頼」についてお話しいたしました。

次回は「介護タクシー介護報酬遷移」についてお話しいたします。

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