介護士と介護福祉士 何が違う?
アリス学園 研修センターの寺西由美子です。
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今週の介護トピックス(2021年12月28日掲載分)
介護士と介護福祉士って、何が違うのでしょう?
先日、岸田文雄首相が首相就任時の所信表明演説の中で、
「介護職の所得向上・賃上げ」を重点施策のひとつとして掲げました。
介護業界としてはぜひ期待したい、どんどん実現してほしいです!!
この演説の中で気になったことがひとつ。
それは「介護士」という表現が度々出てきたことです。
「介護士」という資格は存在しませんし、
実は、厚生労働省のサイトにも「介護士」という言葉は登場しません。
国家資格である「介護福祉士」のことを指していたのかもしれませんし、
資格の有無に関係なくもっと広い意味で
「介護をする人」「介護職員」全体を指していたのかもしれません。
そもそもなぜ国家資格の名前は「介護士」ではなく、
「介護福祉士」なのでしょう?
ちょっと調べてみました。
「福祉」とはしあわせやゆたかさを意味する言葉。
できないことをかわりにする人でも、
身の回りのお世話をする人でもなく、
「福祉」つまり、その人の幸せの追求をお手伝いする人。
それができる知識と技術をもっている人だけが
「介護福祉士」と認められるということなのかもしれません。
幸せの追求をお手伝いする専門家「福祉士」。
かっこいいなと思いました。