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海事代理士筆記試験対策 その4 とりあえず過去問

過去問は簡単に入手可能

さて、海事代理士試験の筆記試験の勉強をしようとしたとき、まず考えるのは、良い参考書が無いか?ではないでしょうか。
直ぐに検索に引っかかるのが海事代理士会が出している「海事代理士合格マニュアル」です。というか、これぐらいしか引っ掛かりません。
これが、良いものなのか迷うところでしょう。
確かに、これがあれば良いとは思いますが、私の勉強方法は、異なりました。
まず、国土交通省のホームページで過去の問題と模範解答を手に入れます。
海事代理士になるには(国土交通省)
親切なことに、ここでは、過去8年分の問題と模範解答が手に入ります。

法律の参照も無料

最近は、便利になりました。法律も最新のものがネット上に公開されております。
e-GOV 法令検索
本当に便利になりましたね。

私の勉強方法

私の場合、入手した過去10年分(以前から集めておりました)の問題をワードに貼り付け、分類分けし、それぞれの問題に関連する法令等をネットで検索し、分類分けした問題のところに貼り付けるというものです。
問題の分類分けの際には、同じ法令等が参照されている問題ごとに分け、〇×の組合せを答える問題では、問題を分解して、別々の問題として分類分けを行いました。
例えば

2.次の(1)~(5)の各文章について、正しいものに〇、誤っているものに×を付した場合の組合せを、下欄の1~4の選択肢から選び、その番号を解答欄に記入せよ。(5点)
(1) ア. 無料の船員職業紹介事業を行う者は、船員職業紹介所の所在地若しくは設備を変更し、又は船員職業紹介所を増設しようとするときは、あらかじめ、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。
イ. 無料の船員職業紹介事業を行う学校の長は、当該学校の職員のうちから、船員職業紹介事業に関する業務を担当する者を定めて、自己に代わってその業務を行わせることができる。
【選択肢】1.ア-〇イ-〇     2.ア-〇イ-×     
                  3.ア-× イ-〇      4.ア-× イ-×

令和5年船員職業安定法の問題より

といった問題があった場合、アとイの文章を単なる〇×問題と捉え、それぞれ1つの問題として、ワードに書き出していきます。上記の問題アだと
【出題:R05】無料の船員職業紹介事業を行う者は、船員職業紹介所の所在地若しくは設備を変更し、又は船員職業紹介所を増設しようとするときは、あらかじめ、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。【解答】〇、【法36条1号】
と記載します。ここで言う「法」とは船員職業安定法のことです。
その部分のノートは、こうなります。

船員職業安定法第36条に関連する問題

そして、上掲のように、間違いの文章では、どの用語がキーワードとなっているのか色付けし、それを法律の中(枠の中)にも落とし込んでいきます。
すると、法律の中で、どのような言葉や内容がキーワードとなるか見えてきます。
これを全ての科目について行えば、どこを集中的に覚えれば良いか見えてくるはずです。
また、このノート(ワード文章)を完成させることによって、色々と法令等を調べることになりますから、結構その段階で頭に入ってくるはずです。


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