雷雨の土曜日

(20240706)
今日はずっとしたかったベビー服の水通しをした。衣服やタオルは買い揃えてあって、やろうと思えばいつでも出来たのだけど、水通しをするのがなんだかもったいなくてずっと後回しにしていた。手術日まであと11日ほどになり、いい加減リミットに追われて断行した。

洗濯機でもいいのにわざわざ手洗い。初めてだからなんとなく手洗いしたかった。50とか60とか見慣れないサイズが書いてある袋をあけて、肌着と服を水に浸していく。ちいさくて、うすくて、やわらかい布たち。軽く絞って、ベランダのいつもの場所に干した。淡いトーンの、ウサギとかクマとかの平和なプリントのちいさな布たちが、はためく。それを見ていたら胸がいっぱいになってしまって、ため息がでた。
これからはベランダがこういう景色になるのかと思ったら、果てしない気持ちになった。きっと小さな服をこんなふうに眺める余裕もあっというまになくなるんだろう。

その後、たいした用事もないが夫と街まで出かける。サングラスがほしいというのでメガネ屋へ寄る。サングラスはお気に召すものがないらしかったが、ふざけているほど太いフチの丸メガネがよく似合っていた。

帰路でゲリラ豪雨に遭い、雷の爆音を浴びながらずぶぬれで帰宅。窓の向こうでは、土砂降りに打たれるベビー服・・・。初めてはベビーに汚して欲しかったよ〜〜〜!!と思いつつ、雨が止むのを待ち、もう一度あらった(めんどうになったので洗濯機で)。


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