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幼少期の火起こし:五右衛門風呂で築かれた私の技術(笑)

この3日間 電波もつながらない場所で
毎日、火をおこしてご飯を食べるキャンプ場生活をした

そこで私は気づく
そうそう、私は火起こしがすごく得意な子供だった!と

なぜかというと私は子供時代祖父母と暮らす時間が長く
そこが五右衛門風呂だったのだ!

初めて私が一人で風呂を焚き始めたのは小学1年生
いきなり火箸を反対に持って大やけどすることから始まる

あの窯の何十リットルの水を湯にするってほんと大変で!

ただ、新聞紙を焼いて炎にするくらいでは全く風呂は焚けない
しっかりいこる状態(炭に赤々と火がついた状態)を作り出すのにはコツがいる

そのコツを何度も何度も失敗しながら、
体で覚えていたんだな~と今さらながら思う

ほんでもって焚くのは外だから、本当に寒いんよ!
寒いから暖かい風呂に入りたいわけで
風呂に入りたければ修行のような寒さに耐え
マキをうまく入れて、すばやく沸かさないといけない

マキを割ったりリヤカーを引っ張る姿を
特に思春期の頃に外で見られるのはほんまに嫌やった!

住んでいるのは結構、町の中だったから
みんなが習い事や部活や、なんだか楽しそうに寄り道している時
「家で五右衛門風呂を焚くから早く帰るわ!」とは言えないくらい
周りは全部ガスで風呂を沸かしていた

だけど今思うとすごくいい体験を私してたんだなって

この火起こしって本当に忍耐力や辛抱強さが必要で
火がやっとつきはじめたら変に触ってはいけない

そこをじっとこらえて、辛抱強く待つという姿は
今の私を作り上げていたんだなって思う

誰に教わるというより自然に教わった事
そして自分にしっかり根付いていたことを火を見ながら思い出した

そうそう、だから私の特技は「火起こし」

そんな事を思ったゴールデンウィークだった~

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