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ドイツで感じた掃除の習慣・衛生観念の違い

ドイツ生活も10年を超えてくると、日本と違う環境に、良くも悪くも慣れてきます。
 

そんな中、今でもやっぱり日本と違うなと思うことのひとつに、「掃除の習慣・衛生観念の違い」があります。
 
 
小さな子どもの頃から小学校で雑巾をしぼり、皆で教室や廊下、トイレ掃除をする習慣は、日本ならではと感じます。 
 
 
娘がドイツの小学校低学年だった頃、クラスの皆で「掃除をする」という習慣がなくて残念だなと思いました。※学校によるかもしれません。 
   

ドイツで出会う子どもたちは、雑巾のしぼり方を知らず、掃除の仕方も教わっていませんでした。
  

その後、小学3年生くらいの時、クリスマスバザーの片付けのお手伝いで、クラスを訪れた時、埃がもうもうと宙を舞う中、窓も開けずに密閉した教室で保護者がほうきで床をはいていたのを目の当たりにした時、軽く衝撃を受けました。
  

毎年冬になると、インフルエンザでもなく、クラスの半分くらいは風邪で休むのですが、こういった衛生観念の違いが原因なのかなと思ったものです。 
 
 
現在、高校生になる娘の学校では、保護者のボランティアワークの一つに、教室のお掃除があります。  
 

毎日お掃除をする外部委託の方はいらっしゃいますが、広範囲になるので、棚や窓、机や椅子などの細かい部分の掃除は、保護者のボランティアに任されます。
 
 
先日、初めて娘が毎日学ぶ教室のお掃除へ行きましたが、クラスに入った途端、目に入った光景にそんな昔に感じた衝撃を思い出しました。 
 
 
椅子がそのまま、机の上にあげられていたのです。
    

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このコロナ禍で、この椅子の脚の側面が当たった埃だらけの机の上で、また勉強するのかな、と心配になりました。 
 
 
私が掃除好きというのもあるかもしれませんが、この状況に居ても立っても居られず、机も椅子も綺麗に拭きあげ、その後は日本式に椅子の脚は天井に向けて、机に乗せ直しました。子どもたちに気づいてもらえるといいなと、願いながら。
   

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海外に住んでいると、色々な価値観の違いに出会います。 
  

私が行った、この日本の掃除文化に気づいた子どもがいたかどうかは不明ですが(多分ゼロ)、これからも地味に、机の上にあげる椅子の脚は、天井に向けて乗せていきたいと思います。笑


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