ぬい服の原型型紙が欲しい。ので作りました。袖検証編
今回は袖を作っていきたいと思います。
と言っても袖はアームホールの大きさで変わってしまうので、原型として使えるものではありません。ただ、袖の型紙を引くにあたって気になっていたことがあったので検証したいと思います。
まずは袖の型紙作りです。今回はぬい本体の型紙は使わず、前回作った前身ごろと後ろ身ごろを元に引いていきます。
参考にさせていただいた動画がコチラ。
大変分かりやすかったです。ありがとうございます!
この動画を参考に型紙を引いていこうと思いますが、その前に……。
袖の型紙といえばアレです。袖山です。元来面倒くさがりなので、ぬい服には袖山のS字カーブ要らないんじゃ無いかな?などと考えたり。
というわけで、自分なりに何故袖山はあんな形をしているのか考えてみました。
やはり一番は着心地では、とあたりを付けてみます。肩は意外によく動きます。肩甲骨から動きますし、上下運動だけでなくグルグル回ります。そしてぬいには無い肩と脇の距離の差の大きさ。これが人体にはあるのであんな複雑な形の袖山が必要なのでは?などとぬいにない要素を並べてみます。
袖山。はっきり言ってただの蛇行しないアーチ型曲線でも作れます。アームホールの長さを測って、それと同じ長さのアーチを作れば何の問題もなく袖が付きます。何が違うのか。……結局やってみなければ分からないのでやることにしました。
楽をしようとして返って面倒な事になる、という良い例です。
さて、袖です。ツーパターン作ります。
右が動画の通り作った袖の型紙。
左がアームホールと同じ長さのアーチを描いた袖の型紙です。
これを使ってブロードで服を作ってみます。
結論。
腕の動き関係なかったです!
ただのアーチより袖山凹んだりだり出たりしていた方が服がキレイに仕上がります!
ぬいに着せるとこんな感じ。
小さいので大差ないと言えば大差無いです。が、写真では分かりづらいですが腕の付け根から胸にかけてが明らかにキレイに仕上がりました。知ってしまったからにはやるしかなさそうです。でもまあ丁寧な動画で教えていただいたので、作る前よりはそんな苦じゃなくなりました。一回作ってみるは大切ですね。
以上、袖検証でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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