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正直期待ハズレでした…。『13の理由 シーズン4』ネタバレ感想

「海外ドラマフレンズ」は、海外ドラマ好きの26歳女性と29歳男性が海外ドラマについて自由に楽しく語るアカウントです。YouTubeポッドキャストで音声配信もしてます。今回取り上げるのは。『13の理由 シーズン4』です。

29歳男性の感想

正直、シーズン4やる意味あったのか?と思ってしまうほどだった。シーズン3は全体的なテーマには納得できたが、シーズン4は完全に蛇足に感じた。大テーマであるクレイの精神疾患の件とS3でみんな犯した罪の件について、両方とも中途半端な結果になってしまったと思う。

クレイの精神疾患の件

本作のクレイはパニック障害や幻覚に悩まされる。思えばシーズン1からずっとハンナの幻覚が見えていたけど、あれはメタファーではなく本当に幻覚が見えていたのか!と伏線回収の仕方に感心したし、思えば過去にうつ病の薬を飲んでいたらしきことも両親の会話の中で示されていた気がする。なるほど、最後にそこを回収するのかと非常に納得のいくテーマ設定だった。

でも、その描かれ方ががすごく中途半端というか、納得がいかないものになっていた。まず幻覚について言えば、幻覚が本当に見えているのか、なにかを空想している時のメタファーはなのかが作劇上で曖昧になっていると思った。クレイ以外の人物も、ブライスやモンゴメリーの幻覚を見ているからだ。精神疾患を扱う以上、そこは描き分けた方がスマートではないだろうか。

また、クレイが精神的な問題によって、周りからドン引きされるようなことをたくさんやるのだが、そのあと割とあっさり普通の状態に戻ってたりするのも気になった。ちゃんと向き合ってくれ。

また、劇中でさまざまな不思議な事件が起こるのだけど、犯人が誰か分からないという展開が途中まで続く。最終的にクレイの自作自演であることがわかるというファイトクラブ状態になるのだが、ヤバすぎるでしょこれは。一応カウンセリングを受けてはいるけど、入院するなりしてちゃんと治療に専念しないといけないのでは……。

みんなが犯した罪の件

まず、ジョックとウィンストンがなんであそこまでモンティの件に執着するか納得できず。ジョックたちも今まで以上に単純化して描かれていて(全員同じパーカー着てフード被ってクレイに迫ったり)、そこもガッカリ。

みんな自分たちの罪がジョックとウィンストンにバレないようにという行動はするけど、自分たちの罪と向き合う姿勢は感じられなかった。

幻覚で出てくるブライスもただの嫌な奴に戻っていて、S3で長々と描いたブライスの反省の件はなんだったのか?

26歳女性の感想

シーズン4やるなら、きちんとモンティに罪を着せた件を償ってほしかった。みんな名門大学に進学して、トニーとクレイが赤いマスタングで新たな人生へ向けて走っていく、ちゃんちゃん。そんなんでいいのだろうか?!

ジャスティンのHIVのくだりはまるまるいらなかったのでは? それに時間かけるなら他にちゃんと説明してほしいところがたくさんあった。

ひとりの命の大事さを追及していく内容だったのに、複数人死んじゃう時点でそのへんが薄くなっちゃうし、丁寧さも失われてると思った。ハンナは2シーズンかけて、ジャスティンは2話。S3でサクッと殺されたモンティは一番気の毒…。

でも、確かにしっちゃかめっちゃかだったけど、みんながちゃんと卒業できたことには感無量。最終話には、①ジャスティンのお葬式での司祭の言葉と②卒業式のクレイの言葉と2つ長めのスピーチが入っていて、

①のジャスティンのお葬式で司祭が話していたことは大人
②は今高校生の若者たち

に向けて話すんだけど、この2つにはそれぞれドラマで伝えたかったであろうメッセージがつまっていた。4シーズン分見た後に聞くと、そうだよなと納得するし、とくに①の時に出てくる「Enough is enough.」そうだよね~~と感慨深く聞いた。

音声でも話しています↓



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