世界史の参考書の選び方、使い方、サイト

なぜ参考書を使うのでしょうか 

教科書を読んでもわからないから
①文章が理解できない、頭に入ってこないのなら、国語力をつける必要があります。または、地図、構図、年表、絵、音声などでインプットができる参考書を選びましょう。部分的に理解できない場合は、教科書と参考書を併用しましょう。
②文章はわかるけれど、用語や因果関係などの意味が分からない。この場合は、教科書の書き方に問題があります。 もっと詳しく書いてある参考書を選びましょう。
③文章も意味も分かるけれど、時代の感じがつかめない、構造が理解できない。この場合は、構図で解説をしている参考書、同時代を説明している参考書を選びましょう。

受験向けの本が必要だから
教科書には高等学校で身に着けてほしい知識が書いてあります。太字もそういう意図です。入試で頻出の用語が太字になっているわけではありません。山川の用語集も何冊の教科書に掲載されているかを示しています。教科書は受験の基礎なので、塾に行っていれば、教えてくれる人がいれば、ベースは教科書で大丈夫です。週に一回など時間が限られていてあまり質問ができない、すでに教科書レベルを終えている人は、詳しい参考書を選びましょう。①②③から自分で選べると思います。

参考書の選び方

上記のどの条件に自分が当てはまっているのかを考えて、必要なもの、インプットしやすいものを選びましょう。苦手な箇所、伸ばしたい箇所を読んで、納得できる、理解できるのなら、それが自分にとっていい参考書です。
アウトプットは入試の形式に合わせる必要がありますが、インプットは音声でも図でもどんな方法だっていいんですよ。
参考書は最新版を買ってくださいね。書店に並んでいる本はたいていが最新版です。ネットで観る場合は、出版社のサイトで最新版がいつ発行されたものかを調べてから買いましょう。 


参考書の使い方 

予習と復習にも使います。
予習は授業で初めて聞く単語がないようにしておくことを目的とします。だから、教科書や教科書タイプ、図のタイプなどを使って、今週の授業で扱う範囲を一通り読んでおけばいいと思います。
復習は授業で聞いたこと(用語の解説、因果関係、どう出題されるか)を理解できているかを確認することを目的とします。理解できていない場合は、参考書を読んだり、先生に質問しましょうね。別のところで書きましたが、思い出しの訓練として、架空の生徒に教えるときにも参考書を手に持って説明してもいいと思います。
一冊を選んで、そこにいろいろ書き込んでいきましょう。他の参考書や、用語集、資料集などで積み上げた追加の知識もあると思います。そういうものを書き加えやすい一冊を選ぶのも一手ですね。

参考書を何冊使えばいいのでしょうか?

参考書はインプット用、インプットの確認用なので、基本的にはベースとなるものと、資料集の二冊が適切だと思います。文章で理解できない人は、音声や図などの参考書を、そこに加えていくことになります。ハイレベルの大学を目指す人も、用語集や解説の詳しい参考書を加えると思います。

サイト

世界史の窓 用語の解説や、空欄の穴埋め問題もあります。
HISTORIA MUNDI youtubeで動画を公開しています。 
スタディサプリ 動画です。有料。
世界の歴史まっぷ 歴史の地図に詳しいサイトです。無料。

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