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編入試験の基礎知識

大学に入ったけど、本当に行きたい大学は別にあって、仮面浪人はしたくないので、編入試験を受けるという人もいると思います。

編入-大学や大学院を卒業している人が、再度入学すること
転入-在籍中の大学から別の大学に移ること

区別しないですべて編入と言っている大学もあります。例えば、青山学院大学は学外からはすべて編入、学内は転部と言っていますね。
学士入学も含む編入と、転入を分けている場合は受験資格が違うので、自分が試験を受ける大学について調べる必要がありますね。
ここでは基本的に区別しないで書いていきます。

先生に訊きました。

学年
基本的には2年生か3年生として入学するというのがパターンです。
仮面浪人と同じ1年生から、学ぶ時間が少なすぎる4年生からというのは聞いたことがありません。
単位の取得状況によっては2年から入学してきちんと学んでいても、卒業までに4年かかったりすることもあるみたいです。

在籍している大学の単位を取ったか、取れる見込みを証明できれば、新しい大学で、その分の単位を認められることが多いようです。だから、2年から学び直せるということになるんです。
慶應義塾大学は転入は2年への移動だけで、しかも学内からに限定しているようです。そういう大学もあるんですね。学士入学の編入は3年への移動だけのようです。
青山学院大学のように青山学院女子短期大学から4年制へ移動するということが認められている大学もあるので、どうしても入学したいけど、4年制には合格できなかったという人は、短大に入学してから編入も考えてもいいかもしれません。

3年からだとすぐに就職活動が始まるという人もいるでしょうから、その点も考える必要がありますね。早稲田大学は3年への移動だけです。大学によって、2年からを選べないこともあるんです。

理工学部だけ許可など学部学科は限定されていることもあるので、注意しましょう。

受験資格
学内からだけとか、2年からだと25単位、3年からだと60単位を取得しているか取得見込みの人など、大学によって違うので調べる必要があります。

募集人員
若干名-15人くらいが多いみたいです。受験する人も少ないでしょうし、倍率を気にする必要はないと思います。近畿大学は一番人数の多い学科が15人、少ない学科が3人ですね。

費用
私立大学は受験料が3万5千円の大学が多いようです。
入学金は25万円の大学が多いようです。

試験日程
11月-2月が多いようです。近畿大学のように、早いと9月というところもあるので、受験する大学を決めている場合には早く準備しましょうね。
出願はもっと早いし、卒業証明書、成績証明書なども準備する必要があるので、あんまりのんびりできません。

試験内容
学部や学科によって違うんですけど、英語のスコア提出、面接、専門試験というのが多い構成ですね。
英語は独自試験を実施する大学もあるんですけど、英文学専攻でない限りは、大学入試レベルに思えます。長文読解、空欄、並び替えなどの形式にも癖はないようです。過去問を公開している大学も多いので目を通しておくといいと思います。
専門試験というのは大学一年生で、その学科の専門知識を学んだくらいか、大学受験のその科目でトップレベルの人くらいの知識を出題されます。
形式としては、小論文と書いてあっても、用語の説明、空欄穴埋めもあったりします。

倍率
人数は少なくて、求めるレベルに達していなければ、合格者0ということもあり得ます。だから、倍率の低い大学を狙うというような他人のことよりも自分のレベルを意識する方がいいでしょう。


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