年号をどうしても憶えられない人へ
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時代感覚を作ることのできるタイル型の年表を描きました。
皆伝で描いている世界年表と比較すると、影響の大きな出来事だけを書いているとわかると思います。
タイル年表も、同じ時代にどんなことがあるのかを、わかるようにしています。
タイル年表は、区切りの年号は一日のうちに何度も口に出して、すらすらいえるようになることが必要です。それができない?えーと、それは自分でなんとかしましょう。
それもできない人は、色を憶えましょう。タイル年表は1の黄緑から始まって、次の2が緑です。色は9つあって、10番目はまた黄緑になっています。色や色の順番を憶えれば、あの出来事が書いてあるのは、二回目に出てきた黄緑のタイル年表だから、たぶん古代だなというような感覚が得られると思います。
紙に印刷していつでも見られるようにどこかに貼るか、ぱらぱらとめくれるようにすると憶えやすいと思います。
区切りの年か、色の順番を憶えたら、どの時代/色のタイル年表に何が書かれているかを憶えましょう。タイル年表は、だいたい4つの時期に区切ってあるので、最上段、二段目、三段目、四段目に何が書かれているか、場所で憶えるのが得意な人は視覚的に憶えましょう。
「たしかあの出来事は上から2段目だった」というように思い出せれば、だいたいの年がわかるはずです。
1956年-1970年のタイル年表を四段に区切ると、上から二段目に書いてある出来事は、だいたい1960年-1963年くらいに起こっていることだと見当をつけられます。細かな年号を憶えられない人は、こうやって、区切りの年を憶えたら、あとは上から何段目という場所で憶えましょう。もちろん皆伝の世界年表も区切りの年は(少し違うんですけど)基本的に同じなので、もっと細かく「たしか世界年表の3行目に書いてあった」というように思い出してもいいんです。そうすれば、もっと年号を絞ることができます。
「黄緑だな」と色で憶えた人や、「14の時代だ」と番号で憶えた人は、その時代のタイル年表の中の位置「上から二段目」と、出来事の順番を思い出せるようにしてください。年号を訊かれたら答えられなくても、出来事の順番を訊かれれば応えられるかもしれません。14の時代の出来事、19の時代の出来事、21の時代の出来事、23の時代の出来事を古い順に並べなさいという出題にも解答できるはずです。教科書だけで学んでいる人には難しいことですけど、タイル年表で憶えた人ならできる筈です。
地理が苦手な人は、右はアジア、左はアメリカやヨーロッパ、真ん中辺にはインドのことが書いてあるという憶え方もできます。
タイル年表を憶えたら、つぎに皆伝の世界年表を憶えましょう。タイル年表で憶えた出来事の位置を目印にして、他の出来事のもっと細かな位置「あの出来事より4行上だ」を思い出せるようにしましょう。こうやって憶えていけば、大きな出来事、別の時代の出来事、同じ時代の細かな出来事の整序問題に対応できるようになっていきます。
私もときどき「アフリカの年の一行下、次の年だから、ベルリンの壁は1961年」と呟(つぶや)いて思い出したりしてします。忘れても、他の出来事との関係性で思い出せるので助かっています。位置記憶法とか場所記憶法とでも言えばいいんでしょうか。先生は名付けていないので、よくわかりません。
「イッソスの戦の絵が、教科書の右上のページに載っていたよねー」ということを思い出せる人なら、この方法を使って、だいたいの年号も思い出せるようになると思います。
人間って苦手なこと(数字の記憶)があっても、得意なこと、能力(色の記憶、場所の記憶)でカヴァーできることもあるので、これからもいろいろと苦手なことは出てくると思うんですけど、自分なりに工夫してやっていきたいと思います。今回は自分なりではなくて、先生に教えたもらったんでした。
いろいろ工夫して憶えてしまいましょうね。
サポートして下さると長く続けられると思います。これからも学んでいく費用に使うので、サポートを御願いしますね。