散文
職が安定しないのも
趣味が継続しないのも
時々、沈んでしまうことも
先に逝ってしまった彼女たちの分を
生きているのだと思うことにした
生きてる わたし
生きてるよ
雨の日も晴れの日も
晩御飯のメニューで夫とけんか
朝起きれなくてグズグズ泣く娘
あの頃には見えなかった
たいせつなものを両腕で抱えてる
あと何十年か経って
もし先に逝った人が増えてたら
わたし もっと道に迷ってるかも
より多くの人の分を生きるようになるのかも
そんなのでも いいかもしれない
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