チャンギじゃない方の空港!?シンガポールのもう一つの空港を使ってみた[東南アジア島嶼部旅行記番外編]
皆さんご存知の通りシンガポールにはチャンギ空港という世界的にも有名な大空港があるのですが、実はシンガポールにはもう一つ空港があることをご存知でしょうか?
今回私はシンガポール滞在中にチャンギ以外の空港「セレター空港」の存在を知ったので使ってみることにしましたので、その記録を皆さんと共有したいと思います。
セレター空港とは?
セレター空港はシンガポール北東部、ジョホール海峡のすぐそばにある軍民共用の空港です。
シンガポール独立前の1928年に軍基地として建設された経緯のある空港で第二次世界大戦前には民間機の玄関としても利用されていましたが、民間機は早々に他の空港に移ってしまい、1981年に皆さんご存知のチャンギ空港が開港するなど、長らく民間機の運行はVIP機などに限られ、定期便はチャンギ空港に集約されていました。(シンガポールの国土面積から考えれば必然)
しかし、2018年になると新しい旅客ターミナルが完成し、2019年からは後述するマレーシアの格安航空会社「ファイアフライ航空」によって、一日6往復クアラルンプール便が運行開始されました。
ただ、滑走路が1800m程度と短いため、中型以上のジェット機などの就航は不可能と見られます。(エアバスA320やボーイングB737の運行は就航地によっては可能?)
使ってみた結果…
当日は中心部からタクシーで空港へ。空港へはチャンギ空港と違って駅はなく、バスは通っているようですが使いづらいので例によってGrabを使って直行。料金は市内中心部からだと$20程度でした。
先述のように一日6便しかないとあってターミナルはかなりこじんまりとした平屋建て。
しかし、2018年に建てられたものなのでターミナル内はとても綺麗です。
まさかの時間変更!?
私は今回二日前に航空券を取得したのですが前日の深夜になってTrip.comから飛行機の時間が2時間遅れるとの連絡が届きました。(9時ごろから11時ごろに)当日になって空港について電光掲示板を見てみると一つ後の11時の便が欠航になっていました。
これは私の予想ですが、搭乗率が低い2便をまとめて後ろの便に乗せて飛ばしているのでは無いかと感じました。ただ、航空会社から直接何か説明があったわけでは無いので真相は不明です。
使用機材
前述の通り、滑走路が短いのと、そこまで需要が大きく無いため、1日6往復のクアラルンプール線にはATR72というプロペラ機が投入されています。この飛行機は日本でも天草エアラインやORC,日本エアコミューターなどで使用されており、世界的に旅客型である程度まとまった人数を運べるプロペラ機の生産を行っている会社が少ないこともあって世界中いろんなコミューター路線で見ることができます。
PBB(ボーディングブリッジ)は当然無いので(構造上ATR72にはつけられない)ターミナルを出て、徒歩で搭乗することになります。
空港全体がそこまで大きく無いので飛行機はすぐに誘導路を通って滑走路へ、プロペラ機特有の音と振動を立てながら離陸しました。
次回へ続く….
次回・・・製作中
2024年9月8日(シンガポール→クアラルンプール)
2024年夏東南アジア島嶼部周遊旅行2,3カ国目
・航空会社/ファイアフライ航空(FlyFirefly)
・便名/FY3125(WSSL-WMKK)
・使用機材/ATR72-500(9M-FYJ)
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