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『諦める力』を読んで

元陸上選手の為末大さんが書かれた『諦める力〜勝てないのは努力が足りないからじゃない〜』を読んだ。
今回はこの本を読んで考えたことを書き残していきたいと思う。

■なぜこの本を読んだのか

・為末さんのファンだから
・やらないことを決めるのが苦手だから
大きくはこの2点。

1点目に関しては、為末さんのご自身の哲学を持って競技に取り組まれていた様子からとても刺激を貰っているので、為末さんが書かれた本書を手に取った。 
ちなみに為末さんのYouTubeチャンネルである為末大学 Tamesue Academyもほとんどの動画を観た。シンプルにただのファンだ。

2点目に関してだが、私はとにかく諦めることが苦手だ。やらないことを決めるのが苦手。突き詰めると優先順位を付けるのが苦手なのかもしれない。物欲はほとんどないため、断捨離はとても得意。
話を戻す。
油断すると目の前のことを全部やろうとしてしまう。結果的に全て完遂できればそれはそれで最高だが、仕事もプライベートもあれもこれもやって全てうまくいくことなんかほぼないだろう。もしかして実はみんなうまくいってて私だけうまくいっていないのか?

これらの背景があり、この本から刺激とヒントを貰おうと思い読み始めた。

■印象に残ったこと

注)以下は本文の引用ではなく、自分の解釈を含んだ記載である。

自分が勝ちやすい領域を見極め。そしてそれ以外は諦める(やめる)。

どの範囲で一番になるかは自分で決める

今行っていることを続けるかどうかの判断基準は、未来をみているか過去をみているかどうか。

日本では「やめる」「諦める」という行動の背景に、能力が足りなかったという負い目や敗北感を強く持ちすぎる気がするが、本質的には「自分には合わなかった」と、ただそれだけのことではないだろうか。

自分の延長線上に、憧れの存在はいるか。

競争は存在するし、存在する必要がある。ただし、その優劣(勝ち負け)が人間の優劣を決めるものではない。「人間に優劣はないが、能力には優劣はある」という考え方。

■今後に活かすこと

・普段から意識すること
結局自分はどう生きたいのか思いを巡らせる。
意図的に他人と比較し、他人は行っていないが、実は自分は息をするように行っている事柄を認識する

・何かを始める時
勝ちには拘る。ただし、どうすれば勝ちなのか、どの範囲で1番を目指すは自分が決める
自分が息をするように行っている事柄を活かせる環境や領域がないか調べる。もしあれば、素直にそこから始める。

・何かを継続している時
続けた延長線上に自分の憧れがあるのか想像する。
最後に、続けるかどうか悩んだ時は、未来を見ているか、過去を見ているかで決める
例)あともう少しで届きそう(未来を見ている)なら、続ける。ここまでやってきたし(過去を見ている)あと少し頑張るかなら、きっぱりやめる。

おしまい。

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