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【智情意】『100分de名著 論語と算盤 』【アウトプットnote】

こんにちは、お昼に食べた唐揚げが10時間経った今もお腹の中で暴れています、カイトです。歳を取るってこういうことから気づくものかもしれません。


今回はNHKの人気番組『100分de名著』の『論語と算盤』のNHKテキスト版を紹介したいと思います。


まず、『100分de名著』とはこのような番組です

一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらってしまったり、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。
この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていきます。
プレゼン上手なゲストによるわかりやすい解説に加え、アニメーション、紙芝居、コントなどなど、あの手この手の演出を駆使して、奥深い“名著”の世界に迫ります。
『100分de名著』公式サイト 番組について から引用

自分は好きな本が紹介されたときにたまに観たりします。ですが、今回初めてテキスト版を購入しました。

テキスト版も番組同様、名著の内容がとても良くまとまっており、とても読みやすかったです。『論語と算盤』の内容を作家・中国古典研究家である著者の守屋淳さんがわかりやすく解説してくれるので、とっつきやすかったです。

ビフォー

自分は今回の本を読むまでは渋沢栄一のことは「大河ドラマの人」「新しいお札の人」ぐらいの認識でした。当然渋沢の考え方の「論語と算盤」も名前だけは聞いたことあるけど、意味は知らないという状態でした。

気づき

◎大きな志を達成するためには、小さな志は捨てても変えてもよい
◎個人においても、会社においても、「信用」は中核を担う存在であり、信用の獲得に欠かせないのが『智・情・意(知恵・情愛・意志)』

◎大きな志を達成するためには、小さな志は捨てても変えてもよい

渋沢栄一は志には大きな志と小さな志があると考えていました。

大きな志:人生の骨組み
小さな志:その骨組みの飾り

渋沢は16歳の頃から「良い国をつくる」という大きな志がありました。その志は91歳に生涯を終えるまで決してブレることはありませんでした。

ですが、一方で渋沢は生涯において何度も立場や役職を変えています。
尊皇攘夷運動をしていたのに、一橋家に仕えたり、大蔵官僚をしていたのに、実業界に転身したりなど。特に、倒幕派の人間から徳川御三卿である一橋家の家臣になるというのは180度真逆の立場です。サトシがロケット団に入るくらい真逆のことをしています。

これは、渋沢にとって役職や立場というものは、単に「小さな志」に過ぎないからでした。大きな志の達成のためならば、小さな志は些細なものでした。

それだけ、渋沢は大きな志である「良い国をつくる」に執心しました。

自分はその決意の凄まじさを知って驚きました。大きな志は人をそこまで動かすものだと知りました。大きな志を定めることは重要です。ですが、シンプルでありながら、ここがとても難しく感じました。

◎個人においても、会社においても、「信用」は中核を担う存在であり、信用の獲得に欠かせないのが『智・情・意(知恵・情愛・意志)』

論語と算盤は対極にある考え方です。ですが、その二つが共通して大事にしているものがありました。それが「信用」です。そして、論語と算盤では信用の重要性が何度も登場します。

渋沢は信用の獲得で欠かせないのが『智・情・意(知恵・情愛・意志)』だと語っています。

信用獲得のプロセス

「智・情・意」のバランスを保ちながら成長させる
→誰もが納得できる常識をつくる
→常識に基づいた『良き行動のルール』を見つける
→「良き行動のルール」を習慣化する
→道徳の獲得、人柄が高まる
=信用が築かれる(やったね!)

自分もこのアウトプットnoteの習慣化を通して、「智・情・意」のバランスを保ちながら成長させていきたいなと感じました。

具体的なアクションプラン

★自分が生涯取り組むべき、大きな志を設定する
★「智・情・意」をバランス良く鍛える

★自分が生涯取り組むべき、大きな志を設定する
前回投稿した『やり抜く人の9つの習慣』にもあったように、目標の設定は大切だと再認識しました。

今働いている家業の飲食店の経営と、アウトプットnoteの習慣化における大きな志を設定します。

★「智・情・意」をバランス良く鍛える
上の大きな志の達成の為にも、「智・情・意」をバランス良く鍛えて、さらなる自己実現をしていきます。

智→アウトプットnoteの習慣化
情→マインドフルネスでメタ認知の強化
意→大きな志の設定と達成への行動をする

を中心に行って、目標の達成を目指します。

おわりに

今回の本を読んで、改めて渋沢栄一のバケモノ具合がわかりました。そりゃお札にもなるよなぁと思いました。原書である『論語と算盤』もより一層読んでみたくなりました。

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