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【感想】生き様の表現方法 伊藤羊一さんの『ブレイクセルフ~自分を変える思考法』を読んでみた

こんにちは、母さんの作ったカレーうどんが美味しくて上機嫌なカイトです。一儲け二儲けできる味でした。

今回は、今自分が一番推している著者、伊藤羊一さん『ブレイクセルフ~自分を変える思考法』を読んでの感想を書いていきます。


すべての仕事は<自己表現の場>である!
毎日大量のネットニュースを読み、バズったSNSのエントリーを読み、
「すごい」ビジネスパーソンのブログを読んでも人生の充実には必ずしも直結していない。むしろ、大量にインプットしながら、モヤモヤすることは多くなっているのではないか・・・。
本書は、そんな方々のために、かつて同じような経験をしていた著者が、
自身の失敗談を交えながら、自分自身を突破=ブレイクセルフする方法を説く。

出版サイトの〈内容〉から抜粋

自分はここ最近、ガッツリと伊藤羊一さんのファンになり、著書やオンラインのイベントを見漁っていました。

個人的な伊藤羊一さんの推しポイントは

・オンライン配信でのパワフルでエネルギッシュな姿
・著書での読者に寄り添う様な優しさと心から応援してくれる様な力強さを兼ね備えた文体や内容

です!パワフルさと優しさの両面が伊藤さんの魅力なのだと思います。

また、本書は頻繁に読者への問いかけ(ワーク的でもある)が出てくるので、本を読みながら自分自身と対話を行います。著者の経験談を交えた言葉と自己との対話を積み重ねることで、タイトル通り『ブレイクセルフ』を行っていこうという本になっています。

ここからは、そんな本書の特に「面白い!!」と思った部分をベスト3方式で自分の経験談なども交えながら書いていきたいと思います。

第3位:「会って話して、その人からの学びが少なかったら、自分の負け」という意識がある

学びが少ないのは、相手のせいではなくて、仮説や論点を用意していない・作れていない自分が原因である。常に相手が答えやすいようにこちらから話す・仮説を投げよう

ここが、今の自分にとても刺さりました。


自分の最近の悩みとして、「所属しているコミュニティの活動が自分の想像と違った」というものがありました。
所属しているコミュニティで、自分はAという活動がしたいのに、周りはAをしていなかったり、それどころかAとは関係ないBやCの活動を行っているというのが悩みでした。
そこで自分は「なんだ、面白くない」で終わっていたのですが、本書を読んだことで考えが少し変わりました。
コミュニティの人たちに勇気を出して「Aが面白いと思うので、やってみませんか」もしくは「BやCについて教えてください」などと質問や提案をしてみました。そうすると、様々な反応が返ってきました。それにより、コミュニティが自分の当初の予想以上に活発化しました。
自分の様に当初の予想以上の結果になるのはレアケースかもしれません。ですが、原因を他者でなく、自分に求めて動くということは、オンライン/オフライン問わずとても大切なのだと感じました。
特に、誰かから物事を学ぶときは最初は真面目に学んでいても、どこかで「お客様感覚」に陥ってしまうときがあるので、気をつけなくてはいけないと感じました。

第2位:あなたはなぜ「変わりたい」のだろう?
    なぜ、「変われる」と信じられるのだろう?
    あなたの持っている「想い」を言葉にしてみよう。

伊藤さんは上記のような「想い」に対して、次のように説明しています。

「俺は世界を変えられる」というのは、自分にはもっと世の中のためにできることがあるんじゃないか、それをやらなくていいのか、という意識だ。使命感だ。

自分の場合、理想と現実とのギャップを埋める際に、「変わりたい(成長したい)」「変われる(視聴できる)」と思うことがあります。
(ちなみに、自分のやりたいことを深堀りした結果、「自分の地元の茨城県を元気にしたい」「茨城県の良さをもっと知ってもらいたい」でした)

理想と現実を埋めるために、「変わりたい」「変われる」と思い信じることは大なり小なりあると思います。そんな「想い」に蓋をしちゃいがちですが、著者の言葉を読み、「この想いは持ち続けていいんだ」と前向きになれて嬉しかったです。

第1位:一見、無計画な行動の背景には、あなたのどんな想いが隠れていたのだろう?

伊藤さんのキャリアは新卒で銀行→文具メーカー→ヤフー→ヤフーと並行して武蔵野大学の新学部の立ち上げを行う、という異色の経歴の持ち主です。
伊藤さんも計画的に歩んだわけではなく、「ここで自分の力を発揮したい、という想いだけで飛び込んだ」と転職当時の気持ちを語っていました。
ですが、全然別の職種で学んだことが後々になって全部つながったという感覚を幾度となく覚えたそうです。

まるで、2005年にスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式でConnecting the Dotsの話みたいですが、伊藤さんは知らず識らず点と点を結ぶことを実践していたそうです。

そして、本書では「なんとなく」「面白そう」などの一見無計画に打った点にこそ、自分の本当にやりたいことや行動理念が現れると述べています。

自分が過去に無計画に打った点を振り返ると、確かにそういった部分がありました。自分が学生時代の頃にハマっていた格闘ゲームイベントのコミュニティの運営がそれにあたりました。
「面白そう」「人手不足っぽいし、力になりたい」という軽い気持ちで始めた運営のお手伝いが、気づけば6年以上行い、運営の代表になっていました。今はその運営を降りましたが、あの時に感じた「人を楽しませる・感動させる喜び」は自分の生きる上での大きな指針になりました。
その後自分がサービス業、飲食業で働くのも当時の経験が大きく関わっています。

周囲の意見や世間の常識に囚われない、少しイレギュラーな位置に打った点こそが、自分の内面を反映しているのかもしれません。


【終わりに】

本書は今までに読んだ伊藤さんの著書の中でも一番心が響いた本でもあり、「緑のボールペンの線を引いた回数」が高かった本です。なんのこっちゃわかりませんね。すいません、説明します。


自分は本を読む時に、一番大事なところに「赤」、そこそこ大事なところに「青」、面白いと思ったところに「緑」のボールペンで線を引きます。
世間一般的なビジネス書や自己啓発本は伝えたいことが明確なので(その方が悩んでいる人が興味を持ちやすいですよね)、赤や青の線を引く機会が多いです。ですが、本書はひたっすらに緑、緑、緑でした(笑)


自分が伊藤羊一さんのいちファンの為、そうでない方よりも面白いと思って緑の線を多く引いたということもあります。ですが、それを差し引いても面白いと思うポイントが多い一冊でした!伊藤さんの本を面白いと思った方にぜひ読んでほしい1冊です。

【読了後のアクションプラン】
自分の表現としての仕事、その目標を妄想して書き上げたものをTwitterにアップしてみる。


【次回の読書note】

次回は北野唯我さんの内定者への手紙を投稿します。それでは!


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