見出し画像

Kaigi on Rails に参加してきました! 登壇ってどうやるの?

kaiba です。
Kaigi on Rails 2024 で ActionCable なら簡単? 生成 AI の応答をタイピングアニメーションで表示。実装、コスト削減、テスト、運用まで。というテーマで発表してきました。

準備期間中は常に「この発表は多くの参加者の時間を無駄にするのではないか」のような負の感情が芽生えるものです。しかし、実際は以下のようなご意見をいただきまして感無量でした…!

  • ネタを笑ってもらえて楽しんでもらえた

  • 意図しないところで拍手も貰えた

  • 登壇直後に外国人の方が質問に来てくれた

  • 開発のアイデアにつながった

  • LLMの開発をしてみたくなった

  • 手を動かしてはじめて知ることができる知見に富んでいた

懇親会などで「どうやって登壇するんですか?」としばしば聞かれたのでコツを書いておきます。
当日は疲れからか「申し込むと登壇できますよ」「そういうことじゃねーんだよ!」と突っ込みたくなる返事をしてしまい大変申し訳ありませんでした(笑)

常にネタを探す

私はブログ技術書典もやってまして、知らないことを調べてアウトプットするのが好きな人間です。
常にネタを探していてネタ帳を温めています。
単純に自分が興味があることでも、誰かのために役立ちそうな情報でも、後々の自分のためでも良いと思います。

思いついたらTrelloになんでも入れてます。散らかってますが一応自分なりの秩序があります…

私は mov にジョインしてまもなく 1 年ですが、mov の波乱万丈はネタの宝庫に見えます。
社内でも「それ面白いじゃん! xxx で発表しようよ!」と声をかけることも多いのですが、あまり良い反応を貰えません。

登壇は緊張もするし、準備期間中は常に「この発表は多くの参加者の時間を無駄にするのではないか」のような負の感情が芽生えるものです。
気持ちはわかりますが、実際は良いことばかりです。

  • 誰かに喜んで貰える

  • アドバイスを貰える

  • 後々の自分の糧にもなる

    • 躓いたことはまた躓いたり他の人も躓く

    • 自分の市場価値向上につながる

    • お仕事につながったりもする(実は CTO の yaboojp との出会いは omotesando.rb の登壇からでした)

是非挑戦してみてほしいです。まずは社内勉強会や地域 rb の LT で練習だ!
実は今回の私の発表も omotesando.rb の LT から始まっています。

登壇を申し込む

ネタが決まったら登壇を申し込みます。Kaigi on Rails だとプロポーザルを書いて出すことになります。
Kaigi on Rails だと申込みフォームに記載する必要がありました。

Kaigi on Railsのプロポーザル提出画面

私が何かしらの文章を書くときに大切にしているのは「誰のために書くのか明確にすること」です。

この文章も最初に誰が読むのか考えています。

あなたの発表を聞きに来る人はどんな人達で、何を知りたくて来ているのか想像して、その人達のことを思い浮かべながら書くことです。ついつい誰が見てもわかる万人受けするものを書かねば!という気持ちになりますが、そのような発表はぼんやりして何が言いたいのかわからない発表になってしまいます。

ちなみに Shinjuku.rb でプロポーザルを書いてレビューし合う会がありまして、そこから 4 人登壇しています。
これは大成功と言える数字なのできっと来年も開催されるにでしょう!

プレゼンの準備をする

「誰のために書くのか明確にすること」を常に念頭に置いて、その人に向けて以下のように書いていきます。
ざっくり markdown などで目次レベルで書いて構成を考えた後、詳細を書いていくとスムーズに書けると思います。

書けたらレビューもしてもらいましょう。
プレゼンは笑いどころも入れたくなりますが、しばしば以下のようなミスを目にします。

  • アニメやネットミームの画像を使ってしまい著作権的に問題になる

  • 冗談とはわかっていても差別的な表現をして行動規範に違反してしまう

練習もしましょう。
今回は大きな勉強会だったので、プレゼンがうまい友達(nakunaruさん)に画面録画を送ってアドバイスを貰いました。
大変参考になりました。もっと早く観てもらっていれば…

nakunaruさんのレビュー

まとめ

  • ネタを集めよう

  • 良いことしかないから勇気を出して登壇しよう

  • 誰のために書くのかターゲットを明確にして書こう

  • レビューしてもらおう

  • 練習しよう


いいなと思ったら応援しよう!