小さな黒い味方/2024.03.05
ポストカードサイズの紙に色鉛筆、カラー筆ペンなどを使って、絵を描いていたときだった。
頭でイメージしていたものが、描いてみるとその通りにならなくて、落ち込みのため息が出てしまった。
絵はむつかしい。
小説は頭の中で考えたことを、そのまま文字に起こせば良い。
でも絵は頭の中でこうしたいと思っても、絵筆を上手にコントロールできなくてその通りに描けなかったり、下描きのときに使った鉛筆の消え具合が良くなくて、上からのせた色から透けて見えたり、イメージ通りにいかない。
ああ、もう!
描いているうちに、指にペンのインクや鉛筆の黒鉛が付いてしまっていた。
絵を汚さないために、それらをティッシュで拭き取った。
拭き取り残しはないかと指を見ると、右手人差し指に黒い点があるのを見つけた。
黒いインクのペンなんて使っていないはず。
それに黒い点があった場所が、人差し指の右側面(中指側)。
こんなところにインクなんて付く?
そんなことを思いながら、ティッシュでその黒い点を拭き取る。
しかし取れなかった。
なんで!?
よくよく見たら、それはホクロだった。
昔、手の平や親指、小指にホクロがあった。
今は消えてしまっていて、しばらくの間、手や指にホクロはなかった。
突然指に現れた、ホクロ。
しかも位置が珍し過ぎる。
いつからいるの?
指でホクロを触るが、消えたり、滲んだりすることはなかった。
子供のとき、ホクロの数はそんなに多くなかった方だ。
しかし大人になって、お風呂に入っているとき、体を見ると、こんなところにというところにホクロがあって驚くことが時々あった。
ホクロって、年齢を重ねるとシミのように増えるのだろうか。
せめて口元に現れてほしかった。
ちょっと色気が増したかもしれないのに。
お茶碗が割れたときもそうだったが、何か意味があるのかなとネットで調べた。
色んなサイトで、たくさんの意味が書かれていた。
要約すると、人差し指の側面に現れるホクロは、野心や向上心があって、一つのことにコツコツと取り組むことができる。
ほうほう。
ここ数ヶ月、毎日(休むこともあるが)作品を作っている。
週に1回、noteの更新をしている。
コツコツやることは良いことだ、と小学生のときに大人たちに言われて、コツコツ宿題の漢字ドリルや算数ドリルをやって、誰よりも余裕を持って終わらせて、先生に褒められていた。
しかし中学生のときから、コツコツやることが段々面倒くさくなって、その習慣をやめてしまった。
大人になってから、憧れの人たちの話を聞いていて、みんな口を揃えていうのが、
「毎日、コツコツ練習したり、SNSの更新を欠かさずやったりしたから、今があるんです」だった。
コツコツやっていくって、夢を叶える一番の近道なのかな。
その人たちの言葉を信じて、あたしも毎日ではないが、週に1回noteの更新をしている。
そんな今のあたしを表すかのように、ホクロが現れたということだろうか。
人差し指にホクロが現れると、仕事面での成功を掴みやすいという。
じゃあ、あたしは夢に一歩近づいているってこと?
毎週noteを更新しているおかげなのか、アクセス数やスキのハートマークを押される数が増えている気がする。
前に進んでいるのね。
最近、このまま進んで大丈夫かなと不安になりがちになっていた。
でも小さな黒い味方のおかげで、不安は和らいだ感じがした。
さあ、もう1作品描くか。
この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
読んでいるみなさんは、あたしにとって強い味方です。
これからもコツコツnoteを更新、作品を作って発表していきます。
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