【データでみる】ファジアーノ岡山、鬼門、フクアリ

どうも、みなさんかいです。
今回は、ドローとなった鬼門フクアリことアウェイ千葉戦のレビューです。
ソロモン選手の欠場がありつつも佐野、坂本選手の復帰、ルカオ選手の初スタメンとなった今節、残念ながら鬼門突破といった試合にはなりませんでしたがどうにか勝ち点1をもぎ取った試合でした。

それでは今回も攻守分かれてデータを見ていきましょう。
それでは、いきます。

攻撃編(得点、アシスト、シュート数、パス)

まず、今回の得点者とアシストを見ていきましょう。

得点、アシスト

得点:後半32分 鈴木選手
アシスト:田部井選手

今回は、劣勢が続いている中での鈴木選手のゴラッソ。ゴール左上を突き刺すようなゴールでした。そこまでに至る流れもよく、セットプレーのこぼれ球を高木選手がドリブルで持ち上がり左サイドに流れていた木村選手にパス。その後木村選手からバイタルに走り込んでいた田部井選手にパス。田部井選手がワンタッチで鈴木選手にパスし鈴木選手がシュート。
苦しい試合展開の中でなんとかもぎ取った1点でした。

次にシュート数を見ていきます。

シュート数

2本:ルカオ、田部井選手
1本:バイス、鈴木、高木、木村選手

以上となりました。
後半出場の選手が4人も入り込んできています。今回は3枚替えを行いフォーメンション変更を行った後より攻撃が活性化したことが顕著にわかりますね。

パス関連(総合パス数、パスエリア、パス数(選手別)、パスネットワーク)

次にパス関連のデータを見ていきましょう。
まず取り上げたいのが全体のパス数です。ファジアーノ岡山の平均パス数が433本。しかし今回は329本。いつもより100本近くパスが出せていませんでした。それほど千葉のプレスに苦しめられていたということがわかりますね。

それでは、次に時間帯別のパス構成を見ていきましょう。今回もSPOR TERIAさんのデータをお借りしています。

この図を見ても分かるとおり、ほとんどの時間帯でパスが自陣内で回していることが多く、後半30分でようやくミドルサードまでパスエリアがあげれたということがわかりますね。試合を見てれば分かると思いますが3バックに変更するまではなかなかパスが回せていなかったと感じる方も多かったのではないかと思います。

それでは、この試合の中で誰が一番パスを回していたのか見ていきましょう

1位:バイス選手 49本
2位:鈴木選手 46本
3位:輪笠選手 38本

今回は、バイス選手がパス数では1位となりました。それでは、今回どのエリアでパスがどの選手にパスをしていたのかわかりやすくまとめた図パスソナーネットワーク図を見ていきましょう。

この図を見て分かるとおり今回の試合ではほとんどDF陣いわゆる最終ラインでのパス交換だったということがわかりますね。しかし鈴木選手からムーク選手へのパスラインは生きていたということがこの図ではわかります。

やはり今節では、千葉のプレッシングによりなかなかパスが回せなかったというのがパス数、パスエリア、パスソナー・ネットワーク図を見ると一目瞭然ですね。

では、次にディフェンスのデータを見ていきましょう。

守備編(タックル数、こぼれ球数、ブロック数)

まず、今回もタックル数から見ていきましょう。今回は1位のみ紹介します。

2回:柳、バイス、河野選手

以上となりました。今回は、タックルの数も少なくポゼッション率も39%と低くなかなかボールを奪うということが少なかったというのでが数値でもわかりますね。

次にこぼれ球奪取数を見ていきます。

1位:バイス、鈴木、輪笠、佐野選手 4回
2位:ムーク、田部井選手 3回

以上です。やはりDFラインからMFの選手がほとんどこぼれ球を拾っているということがわかりますね。それでは岡山と千葉のこぼれ球総数の差はあるのでしょうか。

岡山:38回
千葉:40回

そこまでの差はあまりありません。こぼれ球は岡山も千葉もそこまで拾い方に差はなかったようです。

次にブロック数を見ていきましょう。
ブロック数も2位以下の選手が多くいるため省略します。

1位:鈴木選手 6回
2位:柳、田中選手 3回

鈴木選手が1位となりました。鈴木選手は2位の選手の倍の数の6回もブロックしていますね。千葉の選手と比べてもダントツで1位の数値。岡山の守備を陰ながら支えていたのは鈴木選手であることがわかりますね。


番外編:苦しい試合を救った2人の新加入選手

今回、この試合を救ったといっても過言でもないのが鈴木選手、山田選手ですね。
まず、山田選手より見ていきましょう。前節ミスがあり今節スタメン落ちも考慮された試合で山田選手は素晴らしい動きを見せてくれました。
データから見ると、セーブ数5回。セーブ率は80%。前節の試合のミスを取り返すどころか今試合の勝ち点1をもぎ取った立役者と言っても過言ではありません。
では、次に鈴木選手ですが今節のデータタックル数以外全てランクイン。そして今節のJ2ベストゴールと言っても過言ではないゴラッソを決めた鈴木選手。この試合の一番の功労者ではないでしょうか。今節までパスでの試合組み立てで才能が光っていましたが今節はディフェンスからオフェンスまで全ての岡山の中心でした。

総括

今節は鬼門フクアリといった試合でした。なかなか勝ち点が拾えないこのスタジアムで勝ち点1を積み上げたことは大きな一歩ではないでしょうか。データから見てもかなり苦労した試合でしたがなんとか勝ち点1を拾い上げることができました。次節はホームいわき戦。勝ち点3をもぎ取りましょう。

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