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問わず語り

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私の作品集です。見ていただけると、とても嬉しいです。
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#逆噴射小説大賞2020

目線が走る。

目線が走る。

異変に気付いたのは、ソシャゲをしていた時だった。

大人気ソシャゲの「ベヤベヤ!」の中にいる、可愛い可愛い2001号室ちゃんを愛でようとしていたのだが。

目が、俺自身の意に反して言う事を聞かない。とでも表現すればいいのだろうか。

どうしても、スマホを見ることができない。

目が意思を持ったかのように、俺の部屋の中をぐるぐると見回している。そこに、俺自身の意思は存在しない。だって俺は2001号室

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◎ 。。。。○  ○ 。。

◎ 。。。。○ ○ 。。

「誰目線なんだろうな」

「え?」

「いや、この太陽系の惑星の並びさ、よく見るけど」

「なんでいつもこっちの向きなんだろうな」

「色んな向きあるとわかりづらいからじゃね?」

「見やすいじゃん。統一されてると」

「大体、本当は円だろ?太陽を中心とした」

「横一列の時は何でこの向きなんだろな」

「なんかあんだろ」

「ちょっと作ってみるか」

中学校の休み時間に佐藤君と鈴木君が消しカスで

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皇帝と奴隷には人権が無い。

皇帝と奴隷には人権が無い。

誰もが羨む生活をしているだろうと城下町の人は言う。

誰もあんな場所へは行きたくないと城下町の人は言う。

強制労働施設と皇帝の住む城に、たった1つだけ共通点があった。

何もかもが違うそこに生きる者に、ただひとつ共通点があった。



「無意味だ」

そう言いたいのをグッとこらえて、兵士の指示に従う。この労働にもはや意味などないだろう。アタシの生に、意味など。この場所はきっと、虚無が生まれる所

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千年の色。

千年の色。

ある時、世界中の色をすべて混ぜた果てが見たいと願った人がいた。

みんな馬鹿だと罵った。

けれどもその人諦めず、ツボに絵の具をぶちまけた。

混ぜて混ぜて混ぜ続けたら、果たしてどんな色になるのかな。

まわりの人はそれはもう笑った。

だけど本人は笑わなかった。

その人があまりにも馬鹿だったので、その人の事は町中に知れ渡った。

そしたら、もう1人馬鹿な人がいた。

馬鹿な人は馬鹿な人を手伝い

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パラダイムマンション【逆噴射小説大賞2020】

パラダイムマンション【逆噴射小説大賞2020】

それは宇宙人達が地球に間借りする為の施設の名前だった。

ある日突然飛来したその1つの建物は、当初侵略かと思われて全世界で攻撃対象とされたが、その建物の管理人だと名乗る宇宙人が地球人全員に「ドアノブ」を差し出した事から評価は一変した。

ドアノブは、地球人の言葉で「外交儀礼(プロトコール)」と呼ばれ、登録した部屋にいつでもどこでも遊びに行ける、という代物だった。

パラダイムマンションはすなわち

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