見出し画像

在宅期間中のちょっとしたお勉強のお供になる本とか動画とか

春休みが終わり、自宅待機からはや一週間。
新社会人になった身としては、春休みの延長になるのは少し気が引ける。罪悪感すらある。気も抜きづらい。少しでも学びがあれば。
みんなでオススメし合ったら、お互いに学びも深まるし、考え方とかも共有できてきっと楽しいんじゃないかなと。思ったり。
そこでひとまず、じゃあ私からやってみようと、記憶を手繰り寄せて、個人的に考えさせられたり勉強になったなというものをまとめてみました。簡単な紹介と感想も添えています。
頭の中を見せるみたいで緊張しますが、少しでもおうち時間の足しになればいいなと思います。よかったらどうぞ。

1.人間関係・心・受容→傷つく心の力(TED)

関係性について研究されてきた方のTEDです。(20分くらい)
生きることの理由の一つとして「関係性」をあげ、誰もが「自分が関係を持つに値しないと思われることを恐れる = 恥、弱さ」を持っている。そして「恥、弱さを持っているからこそ、共感やつながりという喜びを得られる」という「弱さ」をテーマにしたスピーチです。
自分の弱さを認め、そうして足りない所があるからこそ人は助け合う。
これを見たときはちょうどそういう失敗することとか、受容とかに興味があったので、「自分の感じていたことが研究になっている!!」と感動したことを覚えています。愛を恐れないで。

2.自分なんかどうせ…→「思うは招く」(TED)

下町ロケットのモデルのモデルになった方のTED(20分くらい)
考え方のお話です。自己啓発に近いのかな。でもすごく優しくて泣きそうになります。「できない理由探すならできる理由探してみよう」というお話なのですが、他にもいいなと思う言葉がたくさんあって、思わずメモしたくなります。先ほどのブレネー・ブラウンさんのTEDにも通ずるものがあります。人間は弱いからこそ、助け合うこと、人を信じること、希望をもつこと。そういうことが大事なのではないかと。

3.コミュ力大先生!→「聞く力」

7つの中で一番とっつきやすいかな。「サワコの朝」でおなじみ、作家の阿川佐和子さんのエッセイです。(256ページ)
芸能人の方々のインタビュー話を通して、コミュニケーションで大事な「聞く姿勢」についてのヒントがちりばめられています。随分前に読んだので詳しい箇所は忘れたのですが、たくさん付箋を貼っていたので、余程響いたのだと思います。そういえば私が本を読むときに刺さった言葉のところに付箋を貼りながら読むようになったのはこの本がきっかけだったと思う。最近読んだカトパン(加藤綾子)さんの「会話は、途切れていい」という本もよく似ていて内容も近いと思うのだけど、私はアガワさん推しです。(カトパン本は200ページで、さらに平易で読みやすい。)

4.これからの人生について考える→「LIFE SHIFT」

ちょっと分厚い本(428ページ)ですが、好きな人は好きかも。外国の教授が書いた本らしい、架空の人物の例えがたくさん出てくる。
これからは、今までのような「学校(学習)→仕事(労働)→引退」の3段階ステージではなく、もっと仕事してまた学びのターンに入ったり、一社だけでなく色々マルチに仕事したりするようになるよ(というかしないとしんどいよ)という話です。個人的には納得できたというか、「やっぱりそうよね」という心強さみたいなものを感じましたが、抵抗ある人は抵抗ありそう。なんというか、私たちはそういう人生プランや働くということの「常識」が変化するちょうどその過渡期になるんだろうな。
ここからは自分次第なんだな、という言い様のない圧も感じます。自分の人生に責任感が増す本です。


5.★全人類読んで!人間関係の概念変わるよ→「分人」

でました!わたしのバイブル!(192ページ)
個人('in'dividual)ではなく分人(dividual)で考えようというちょっと難しそうな新書。他人や環境によって個性は変化するから、「本当の自分」は、どこかに探しにいって見つかるものでもないよという話。自分というのは常にそこにいる他人とのコミュニケーションの中で形成されるんやで、一人で考えている間も、それは「自分との対話」なんやで、と少し哲学っぽいけれど、私にとっては衝撃と納得の連続で、人に聞かれるたびに勧める本。
対人関係や生き方で悩んでいる人、私と関係がある人、人と関わって生きていく人(全員やん)皆読んでほしい。そして新しく適切に人間関係を築きたい。ちなみに後半は恋愛の話になるのですが、これも納得と共感の嵐。なかでも「その人といる時の自分が好きかどうか」という言葉は掛け軸にしたいと思っています。

6.成長・意欲・モチベ→「マインドセット」

ごりごりの自己啓発本?と思うかもですが、これはぜひ読んでほしい。(352ページ)
前半二つのTEDに近いものがあります。文章の感じはLIFE SHIFTに似ていて、人の例えが多いので飛ばし飛ばし読んでも問題ない。これ外国の教授本あるあるなのかな?(ちなみにLIFE SHIFTにこのドゥェックの研究がちょっとでてくる。)見た目の文量よりはサクッと読める気がする。

なんとこの本、私の卒論の参考文献です。教育の話をこの理論にそって書きました。マインドセットとは、一種の思い込みや考え方のことで、才能や能力について「やればできる」と思っているか「そんなものは初めから決まっている」と思っているかで、物事の結果や努力の捉え方が変わるよ、という話です。非常にわかりやすく、そして納得感をもって語られるので、成功や失敗、努力や才能という言葉にピクっと来た人、人に物を教えたり教わることがたくさんの人はぜひ読んでほしいです。
この考え方が素でできたら、たいていの悩みは解決します。やればできるので。

7.悩み・人生観→「夜と霧」

強制収容所から帰還したフランクルというユダヤ人精神科医の書いた「夜と霧」
いやなんかめっちゃ重そう…と思うかもしれないのですが、これがまあすごいパワーを持っていまして。人生論と言われるだけのものはあります。私はゼミの先生に勧められて読みましたが、まあ目から鱗というか、「ああこれでいいのか」と思えた感慨深い一冊です。100分de名著版が読みやすかったです。(112ページ、100分で読めるボリューム感!)
上のサイトを見る限りテレビの番組もあったみたいで、ざっくりしたあらすじの動画などもみれます。100分de名著の著者の方のコラムを読むだけでも「へえ」と思う所がきっとあるはず。

悩みがち、考えがちな人にはぜひ読んでほしい。
人生のひとつひとつ、今この瞬間にも意味があって、しかるべき時にしかるべきことが起こっているのだと、諦観できるようになります。

◆おすすめの読み合わせ◆

紹介した順はあまり意図なく書き連ねたので、なんとなくジャンルが似ている者同士をいくつか合わせてみました。

2・6 → 考え方、とらえ方がぐるっと変わる感じ
ネガティブかなあと思う人はこの二つをどうぞ。

1・5 → 対人、人間関係に寄り添い背中を押される感じ
人間の悩み8割を占めるともいう「関係性」へひとつのアンサーなのではないかと思います。優しいね。

1・6 → 自己肯定感を高める
こういう類が好きな人はぜひコメントください。私が一番好きな話題です。

6・7 → 今を大事に生きる
この二つを読めば、たいていのことは乗り越えられると思います。なぜなら、それは今あなたの人生に必要なことだから。と思えるようになる。漠然としな悩みを抱えている人はこちら。

4・6 → 自己啓発本を求めている方へ
ビジネス書コーナーにある二冊です。わたしと同じく社会人になった同世代のみなさんなどはどうでしょうか。これからを強く生き抜くためのヒントになるかもです。なったらいいな。

2・3 → なんか新人研修っぽい
いやこれはなんとなくです。基礎になるものというか。あと重くないので(他が重いともいう)、大衆向けに勧めるならここなのかもと最後に気づきました。


以上が、超個人的なおすすめでした。読んだ感想なんかもシェアしていただけたら学びが増えそうです。!(わたしも読み返さないと!)
ぜひ、あなたの本棚、頭の中のおすすめの本や動画を教えていただけると幸いです。
おうち時間がもっと楽しくなりますように!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?