つくったものの値段を決める

精油を入れたお菓子をつくって「香りを食べる」方向へ。
まだ少ない分野だし話題性もありそう。結構いいんじゃ?
と前向きにお菓子のレシピを日々考え、友人を招いた試食会まで開いてやる気満々だったわたし。
ある日その場所を借りるオーナーさんにも試食をしてもらった。
すると、なかなかいい反応。味はまあまあのようだ。よかった。
そして、値決め。

「えっ、これで200円?? そんなの絶対売れないよ」

・・・ 売れない。しかも絶対がついた。

おいしいけど売れない。しかも高い。「絶対売れない」・・・

そしてどうしたかというと、大きさを変えて価格を下げて
(実質は少し下げた程度)スタートはさせてもらった。

しかしこの「絶対売れない」というワードはいつも心のどこかに残っていて、知らないうちに売れないマインドがついてしまったような気もする。見せ方や広報も仕方にも確かに不足なことばかりだったと思うが、マインドに影響を受けたことは私には大きかった。

お菓子屋さんは、おいしい、すごい、のレベルではなく 「売るもの」をつくるのだ。売るというには値段がつく。原価と価値のバランス。下げすぎると買ってもらいやすいだろうけどそれなりなモノに受け取られてしまう。アロマ喫茶のお菓子は子供ではなく、大人が対象なのだ。

値段を決めるにあたっては色々なブログやコラムなどを参考にさせていただいた。原価の3倍を販売価格にするのが相場のよう。あとはとにかくお客さんが買ってくれるか、買って同反応してくれるのかを見なければすすめない。

そして3ヶ月間の期間限定のお店がスタートした。



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