「下弦の恋月」
余白を埋めてほしいな きみに
あの下弦の月みたいに 残りの部分
身振り手振り話すきみの
爪、深爪してた今朝
新しい一日が始まる
また、影が濃くなる
余白を埋めて欲しいな きみに
あの下弦の月みたいな 心許ない夜
感情が全て出るきみの
瞳、悲しみが宿り
新しい一日が閉じる
また、光に立ち止まる
余白を埋めて欲しいな きみに
あの下弦の月みたいな 残りの部分
気づいていたら消えちゃうから
知ってても言わないでほしい
ほんとうは、いつでも
満ちている月をなぞる
満たされたら消えてしまいそう
余白を埋めて欲しいの きみに
あの下弦の月みたいな 心細い夜
与えたい溢れた想いの 重さ
きみに下弦の月みたいな 心許ない夜
教えてあげる
きみに下弦の月の下で 止まる足の理由
教えてあげる
教えてあげる
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