「上手な呼吸の仕方」

ずっと何かに追いかけられてるみたいに
目まぐるしく過ぎる日々の中で
きみと話す時だけはゆっくりと呼吸を感じられた

陽だまりみたいな人だけど
天気雨みたいな人だね　きみって
きみに会えるだけで嬉しくて
側にいたらあたたかくて楽しかった
離れた途端に不安になって
また呼吸を忘れそうになる

あっという間に過ぎてしまう時間
きみがいるから大切に思える
きみから貰ったこの気持ちに
正直に生きたい　だけど出来ない
勇気が出ないの　踏み出せないの
きみのところまで行きたいのに
行けないの

朝から夜まで忙しくてわたしの心が叫んでた
きみにどうしても会いたくて堪らなかった
空に大きな満月を見つけても
きみの好きな映画を観たことも
どれも何一つ話せなかった

息を吸って吐きたい
ただそれだけなの
上手に生きられない

きみが好きだと言いたい
ただそれだけのことなの
上手に生きられない
ただきみに会いたい