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研究室の50周年記念式典に参加してきた

今週末は、研究室の50周年記念式典に参加するのと、大学で実験をするために京都に来ている。

今、僕が社会人博士として所属している京都大学の生物センシング工学研究室は今年で50周年を迎え、農業機械の分野全体としては5年後に100周年を迎えるとのこと。改めて、歴史のある研究室に所属して研究に携わることができているんだなあと実感した式典だった。
今回は、今僕の所属する研究室について少し書こうと思う。

生物センシング工学研究室の歴史

京都大学生物センシング工学研究室は、1970年に農業工学科・農産加工機械学講座として設立されたのが始まり。トラクターやコンバインなどの農業機械を研究する分野の中の一つとして設立された後発の研究室で、当時の研究テーマは、農産物の冷却・冷蔵、お米の乾燥技術、精米技術がメインだった(いわゆる農産加工)。
テーマ的には、農業機械を直接研究するのではなく、収穫してからの農作物の貯蔵や加工についてメインで研究するという棲み分けになっていて、今でこそ研究の分野は多岐にわたり「生物センシング工学研究室」という名前が付くくらいに研究対象はミクロからマクロまで幅広くなったが、農作物を収穫してから食卓に並ぶまでの品質管理・非破壊検査をするという意味では昔からの歴史を継承しているのだと思う。

▼研究テーマは研究室のHPに詳細が載っている。
http://www.aptech.kais.kyoto-u.ac.jp/article/index.html

生物センシング工学研究室の特徴

この研究室の特徴は何といっても、留学生の多さだろう。
僕が研究室に配属になった2014年には、すでに研究室に在籍しているメンバーの半数以上が留学生という状態。さらに僕の入ったチームはこんな感じで、日本人がほとんどいなかった。(笑)
(彼らの作るインドネシア料理はすごく美味しかった。↓)

修士として在籍していた当時(2015年~2017年)は特に留学生の数が多く、先生から教わるというよりは学生の間で実験の方法を考えたり解析方法を検討したりすることが多く、日々外国人とコミュニケーションを取るという毎日の研究生活だった。

日本人にしかわからないような資料を説明したり、住民票関係の手続きのヘルプをしたり、留学生のお子さんの入園手続きの通訳をしに幼稚園までついて行ったりと、色々と大変なこともあったが、それ以上に留学生たちとの生活は楽しかった。
今でも京都に来ると留学生とご飯に行ったりするので、そんな時間が社会人になった今はすごく貴重な時間だったりする。


今回、研究室の50周年記念式典に参加して、改めて日本国内外の研究室ネットワークは素晴らしいなと思った。研究室の先輩後輩は様々な進路に進んで頑張っているし、僕がいた当時の留学生も、まだ日本で研究を頑張っている人もいれば国に帰って日本で学んだことを活かして農学分野内外で活躍している人もいる。秋から別の進路で頑張ろうと決めている在学生もいる。

生き方は人それぞれ。そんな人が一同に会する機会があるのは、本当にありがたいことだと思った週末だった。皆さん、明日も頑張りましょうb
(25週目終わり)


p.s. 9月は嘉平豆腐店のHPリニューアルに向けてゴリゴリ動いていきます!
10月頭リリースを目標にやっていきます!お楽しみに。

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