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NĀ「なー!」*ハワイ語の文法3*

ひとつ前の記事で、「ハワイ語で "The" を表現する方法」を書きました。

そして今回も、「ハワイ語で "The" を表現する方法」なのです。

なぜならハワイ語は、単数形の単語の "The" と、複数形の単語の "The" で表記が違うのです。

ハワイ語で "The" を表現するとき、"Ka" もしくは "Ke" を単語の前につけます。

Ka nalu(発音:カ・ナル): The wave (波)

Ke one(発音:ケ・オネ): The sand(砂)※単語がK・E・A・Oから始まるときだけ "Ke" を使う。

これが「複数の波」と言いたい時は、"Nā nalu (The waves)" と、"Nā" を使います。

これは「なー」と発音するので、"Nā nalu (The waves)" は「ナー・ナル」と読みます。

ちなみに、"The + 複数形の単語" を表現するときは、「"Ka" もしくは "Ke"のルール」は関係なしで、そこは全部 "Nā" でOK!

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 "Nā" には、「a」の上にバーが入っていて「ā」と書きます。

この「アルファベットの上にバーがある」の、懐かしい気がするのは私だけか。

中学生か小学生で、初めて英語(アルファベット)を習ったとき、日本語で音をのばして読む単語には、アルファベットの上にバーを付ける…と習った記憶。

例えば、「有紀」さんという名前は「ゆきさん」とも「ゆうきさん」とも読むので、「ゆきさん」なら「Yuki」と書いて、「ゆうきさん」なら「Yūki」と、昔は書いていた気がします。でも、パスポートの表記とかになると、「ゆうきさん」も「Yuki」と書いているのではないだろうか?

ハワイ語では、このアルファベットの上のバーにも、ちゃんと名前があり、「カハコー」と呼びます。

ハワイ語の面白いのは、まったく同じアルファベットの表記でも、この「カハコ―」があるか無いかで、まったく意味も変わってしまうこと!

「有紀さん」が、「ゆきさん」と声を掛けられるか、もしくは「ゆうきさん」と呼ばれるか…で、本人にとっては別人のように感じるように、ハワイ語も違う意味になってしまう。

しかし、英語のアルファベットとして習った、その文字の上の「バー」は、だんだんと英語では見かけないことに気づき、使わなくなって忘れていた。けれど、今ここでハワイ語と繋がって面白い。

「カハコ―」の有無で意味が変わってしまうハワイ語の単語たちの例は、また改めて書きたいなと思います。




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