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出雲旅行2日目

姫新線で新見へ

  この日は快活クラブの例のポテトとパンの朝食を食べ、姫路から姫新線に乗った。

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  姫新線は決して利用客数が多い路線ではないが、佐用に学校があり、そこの生徒が多く利用するために朝はかなり混雑していた。2両編成であったこともあり、今回の旅程で利用して鉄道の中で一番人口密度は高かったかもしれない。佐用を過ぎるとそれまでの乗客の9割以上を占めていた学生が全員降り、残り1割以下であったオタクだけ残る状態だった。列車は佐用から津山に向かった。津山では乗り換えにかなり時間があったので津山十三人殺しに関するものを見に行こうとしたが、あの事件の現場は津山駅から離れた山奥らしく駅前には何もなかった。観光案内所に聞けば何か教えてくれたのかもしれないが、津山事件について聞きに行くのは明らかにただの異常者なのでしなかった。津山から一時間半ほど行くと姫新線の終点の新見駅に着いた。ここについて語ることはあまりないが”中国地方内陸部であることを加味すれば”大きな街だった。

中国地方縦断

 新見からは芸備線で備後落合駅まで向かった。この道中である東城-備後落合間は数年前に日本一の過疎路線になった区間だった。しかし今はそれによって注目を集める小幌商法でそれなりに人が乗っている。特に青春18きっぷの期間にはそれなりの人が乗車している。閑散とした地域を抜けると備後落合駅に着いた。

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 備後落合駅は無人駅なので駅員はいないが、ボランティアで駅のガイドをしているおじいちゃんがいた。駅の歴史を乗り換え時間を使って解説してくれるので非常に面白かった。ちなみにこの駅は見える範囲に家はないためこの駅に対する地元住民は存在しないと思われる。多分このボランティアのおじいちゃんは鉄道か車でこの駅まで来ているのだろう。この駅は新見、姫路方面の列車と三次、広島方面の列車と山陰方面の列車が集まるターミナル駅であり電車が落ち合うことから備後落合という名前がついたらしい。ところでこの場所自体の名前はなかったのかな?
 備後落合から宍道までは木次線で向かった。スイッチバックを使い山道を進んだり、山の風景を見渡せるところを通ったりして進んでいった。一通り見たところで寝たら宍道に着いた。そこから山陰本線に乗り、その日の目的地である松江に着いた。

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松江の様子

 松江は人口20万人しかいない街ということもあり、街の活気も大したことはないだろうと思っていたら、想像以上に活気があった。ただしこの地域は車社会なので歩道を歩いている人はほとんど見かけなかった。
 この日は駅前のカプセルホテルに宿泊した。そしてこの宿がこの旅行で最初で最後の「宿」になった。このホテルは清潔でアクセスも良かったが、電気のつけ方が特殊で初見殺しだと思った。

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