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「森、欲しい。」20240808

1.森って涼しい。

当たり前のことかもしれないけど、森って涼しい。体感では10度くらい低く感じた。
夏になり、高原に行きたい(涼しいから)と思っていたけど、実はもっと身近に涼しい場所があった。

2.井戸水は冷たく気持ち良い。

自宅の蛇口を捻るとお湯が出る。40度を超えているんじゃないか?と思うほどのお湯が出ることもある。
そのくらい暑いし熱い。

でも、自然の地下を流れる水は冷たい。きっと山の川も冷たくて気持ち良いだろう。

そんな水でプールをつくって(枠は木の幹で囲ってつくる)みんなでびしょ濡れに。

超狭いスペースで10人くらいでめちゃくちゃに水をかけあったり倒したりするの、楽しすぎた!

3.自然はこわい。

自然は予測不可能で、こわい。
ちょっと木の上に登るだけで、こわい。

木や竹の棒を好きなように切ってチャンバラしたり自然に立ち向かう子どもたち。
自然のものを使って武器をつくる。これも自然の力に頼っているなと感じる。

子どもたちもみな、自然への畏敬の念は自然に持ち合わせているのかも。

4.裸足は痛い。

自然に入る時には、時に裸足に挑戦する。
でも、ものの1時間で諦めてしまう。なぜなら、痛いから。

ふかふかな土もあるけど、小枝や雑草が痛いし、小石なんかは特に。

今日は栗を子どもたちに投げつけられて頑張って打ち返そうとしたが何発か当たってしまった。
刺さった部分が赤く、点々が残るくらいには、痛かった。笑

N .印象に残ったエピソード

○竹之内先生と呼ばれる

僕は、今回「かぐや」という名前で参加しました。活動ネームですね。
森のようちえんではスタッフはニックネームで呼ばれています。

でも、「竹之内先生」って呼ばれました。なぜだかわかりますか?

そう。勤務校の子どもたちが何人もいたのです。笑
ちょっと拍子抜けでしたが、学校外で勤務校の子達と会えるのは、嬉しいです。

というのも、「学校の先生」がただ先生なだけではないことを知ってもらえるからです。

明日、彼らの担任に報告をしてみようかしら…。

○「小さいことには怒って大きなことには怒らないんだよね」とぼやく小学生

低学年のある子に「学校はどう?」って聞いてみたんです。別にそんな深い理由はないです。

でも、そこで「担任の先生が小さいことには怒って大きなことには怒らないんだよね」って話すのを聞いてそう捉えていることとそれを言語化できることに驚きました。

子どもたち、見抜いてるやん…

その先生がどうこういうつもりはありませんが、子どもたちは見抜いているんだよということは知っておきたいものです。

やはり、僕自身の「こうありたい」姿をブラッシュアップしていくことが大事だと思いました。

○自分が作ったピザしか食べない子がくれたピザ

今日の昼ごはんは、ピザでした。どうやら昼食は毎日子どもたちが話し合って決めているよう。

ピザを提案したであろう子は大人と一緒にピザ作りに励んでいました。その子は自分が作ったピザしか食べません。

自分で作ったピザにはちみつをかけて美味しそうに食べていました。

すると、最初にちょっと遊んだくらいの関係でしたが、「一口食べていいよ」って持ってきてくれたんです。

僕は「いいの!?ありがとう〜」といって一口いただきました。「めっちゃ美味しい!これ自分で作ったの?すごいやん」って肩をたたくとすごく嬉しそうでした。

その後、食べきれなくて「もうお腹いっぱい、残り食べていいよ」ってまたくれました。

「ありがとうね〜うれしいよ!」といって頭をポンポンすると、またもや嬉しそうでした。

自分から求めてくる子だけじゃなくて、それぞれが求めているであろうフィードバックを考えるのが、難しくも楽しいです。

○研究者になる

石を叩き割ってキラキラする”宝石”を探している子どもと一緒に宝石を探しました。

「石をとんかちで叩いて割ってくれる?」と聞いてきたのが関わりの始まりでした。

宝石を探したのは、砂利の駐車場。川辺まで行って取るのか?と思ったのですが川は残念ながら近くになく。

でも、その中でキラキラしているものを見つけ、叩き割って「これ磨いたらもっと綺麗になるね」っていって持ち帰ろうとする姿が素敵でした。

「研究する!」って張り切ってたのも可愛い。

○全部の期待には答えなくていい

子どもたちは「○○しよう?」ってめっっっっちゃ誘ってきます。気持ちは全部答えてあげたいところもありますが、全部には答えなくていいし答えるのは不可能だと思っています。

だから「ごめん、今こっちで誘われたからできない」っていうし、「あとでやろう」っていったのにできないこともあるし、たまたまタイミングと気持ちが合って遊べたらいいね。くらいでいいと思います。

「ずっと遊べない」も「ずっと遊ぶ」もどっちもしんどいということ。バランスとっていけたらいいですね。

それはその空間にいる人間が多様であればあるほどバランスが絶妙に成り立つと思っています。

▷まとめ

色々感じながら本気で遊びました。
怪我をするもんやろと思って参加してちゃんと傷跡残して帰りました。笑

森のようちえんサマースクール!最高!

そして、森、欲しい。