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【YouTube】バズるとは?アルゴリズムの分析編

私は地元のハンドメイド作家の作業風景を配信するYouTubeチャンネル(登録者1.5万人)を運営しています。今回はYouTubeのアルゴリズム上でおこるバズの仕組みを考察してみようと思います。過去、私のチャンネルも初期段階で3回ほどバズを経験しました。一度バズが起こると一気に再生数が伸び、その後徐々に再生数減っていきますが横ばいになった後もバズ以前に比べて平均的な再生数は増える傾向があります。バズを起こすことができればチャンネル全体の再生数が増えます。それでは私が経験したバズを順番に3つを見ていきましょう。

【関連動画でバズる】

今年1月末頃にある動画がアメリカのチャンネル登録が2万人のハンドメイド作家さんの関連動画になった直後この動画は1日200回ペースで見てもらえる状態になりました。YouTubeのアルゴリズムが仕掛けたことなので狙ってできることではありません。たまたまと言えばそのとおりなのですが、分析しました。
同チャンネル内の他の動画と比べ、バズった動画の特徴をデータから分析してみましょう。

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アナリティクスのデータの特徴
視聴回数が多い→300回 (他の動画の平均:200回前後)
再生維持率が高い→60%以上 (他の動画の平均:50%前後)
高評価「いいね」の数が多い→50 (他の動画の平均:20)

仮説
再生維持率はgoogleのアルゴリズムに「よい動画」と認識してもらうために重要な指標になっているように感じました。
高評価についても他の動画よりも割合が高く、動画の評価に影響するような気がしました。

【ブラウジング機能でバズる】

ブラウジング機能とはホーム画面に表示される動画や関連動画の中にある「Recommend for you」と書かれている動画のことです。
関連動画で伸びた動画がその後もコンスタントに再生され続けて3000再生くらいになったとき、再び急に伸び始め、一週間くらいで一気に10万再生くらいになりました。それでは分析をしてみましょう。

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アナリティクスのデータの特徴
再生維持率が高い→60%以上
高評価「いいね」の数が多い

仮説
関連動画で再生され続けていて再生維持率、高評価とも高い数値を示していました。
インプレッション数 ( YouTubeから関連動画、ブラウジング機能など )動画のインプレッション数が増えるに従って再生維持率が落ちていきました。
一気に伸びてダラダラと落ちましたが、1日2000回程度はコンスタントに再生されるようになりました。

YouTube側の視点からを考えてみると

「よい動画」と評価したものをどんどん拡散してたくさんの人に見てもらうことでYouTubeのプラットフォームの滞在時間を長くしてらうことが目的です。
そこで少しずつ、ビッグデータを元に関連性が高い人から対象を徐々に広げていき、どの時点で興味がなくクリックされなくなるか試しているように感じました。

関連性の対象を広げるとはどういうことか、例を出してみます。

天然酵母のクロワッサン→クロワッサン→パン→食生活→衣食住

無垢の木でできたテーブル→テーブル→家具→インテリア全般→衣食住

右にいくに従ってターゲットが広くなり対象者が増えていきます。

関連性を広げていくとだんだんと興味がある人が減っていきます。アルゴリズムがなんらかの基準を決めていて、一定水準以下になったときに、インプレッション数を減らしていく仕組みになっていくように感じました。

【トレンドのハッシュタグでバズる】

ツイッターを見ていたら、StayHome~WithMeというキーワードで動画がたくさん出ていることに気づきました。これはうまく乗っかれば見てもらえるかもと思い、そこでタイトルにハッシュタグを入れて新しい動画をアップするとみるみると2週間ほどで一気に16万再生。

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分析結果
動画の内容も海外の方が興味を持てるような内容だったこと、タイトルにいれたキーワードがうまく機能したことがバズの要因かと思われます。私はたまたまバズワードを見つけることができましたが常にアンテナを張っていないとなかなか気づくことができません。ラッキーでした。

【まとめ】

3回のバズの解説でした。チャンネル開設初期はなかなか見てもらえず辛い状況が続きましたが、コンテンツの内容に自信があれば「続けていればいつか見つけてもらえる」と思い続けることができます。バズを意図的に起こすことはかなり難易度が高いと思いますが工夫をしているうちにアルゴリズムに見つけてもらえるかもしれません。

また、余談ですが再生数が増えるとコメントもたくさんつくようになりました。海外の方は意外な視点を与えてくれることが多く、コメントを読むのは楽しいです。どこの国の言葉かわからないコメントはGoogle翻訳に文章をコピペすれば翻訳してくれるのでなんとかなります。今のところなんとか翻訳して返信しています。テクノロジーに感謝です。

認知度を上げる仕組みは確立できたと思うので、今後の課題はハンドメイド作家の商品が売れる状態を作り出すことだと思っています。海外のお客さんと取引をするのはハードルが高いですがうまく仕組みが作れれば作家の収入につながります。

いろいろ案はあり、試行錯誤はしていますがまだ解決できるところまではいっていません。がんばります。

以上、私のチャンネルのバズの分析でした。これからYouTubeを始められる方の参考になれば幸いです。

それでは、また。


ツクリテチャンネル瀬戸 Creator's channel Seto


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