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エアチャイナでヒマラヤを越えチャイナの巻(カトマンズ~成都線)

日本への一時帰国費用を浮かせようとして特典航空券でバンコク~カトマンズ~ラサ~成都~東京ってルートを選択した事がある。2017年9月のことでしたが、当時はこのカトマンズ~ラサ(成都)はヒマラヤを超える唯一のルートだったんです。

利用した事のある方は分かると思うけど、特典航空券ってのは迂回ルートの方が取りやすいんですね。普通は直行ルートを欲しがるんだけど、僕はあえて寄り道したい派なのでいつも問題なし。
しかも、スタアラでは始点と終点が同じであれば必要なマイル数は同じ(空港チャージなどは別途かかる)なので僕にとっては実に都合がよいのです。

カトマンズ

ネパールがエベレストの登山口だって事は多くの方が知っていると思うけど、カトマンズはその首都であり空路の玄関でもある。言い換えればエベレストの表玄関ってところだ(じゃあ中国側は裏口なのかって事ではありませんwww)。

僕だってエベレストには体力のあるうちに一度は行ってみたいとずっと思っていて、四十歳を超えた頃からは、夏山で体力を養い、冬山で技術を研くのがエベレストへの道だと毎年の呪文のように唱えている。
いまや五十路を超えて還暦が見えてくるようになっても、まだ何とかしようって考えている自分がいたりするのだ。

但し、目指すはベースキャンプまでで頂上なんかではありません。そんな技術や体力は今も将来も持ちえないし、還暦前に死ぬ気もない。ついでに言うならカネもないじょ。

このルートで帰国するにあたってカトマンズに1泊する事になったのはラッキーでありまして、本当にトランジットに許された時間がほぼ24時間あったんです。って言うより、他に飛行機がなかったんだけどね。

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そこで、本当はカトマンズのカオスな場所で外国の登山客なんかと交流したかったのだけど、とりあえず予約したホテルは市街からは随分と離れたところにあってダメだった。

で、翌朝は暗いうちから運転手(空港からホテルまで連れてってくれたタクシー)に来てもらって、ヒマラヤに登る朝日を見るナガルコットって言う高台まで乗せてってもらう事にした。
高台と言っても2200mを超える標高であって、日本でなら西日本最高峰の石鎚山より高い。残念ながらガスっていてモルゲンロートを拝むことは叶わななかった。

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ヒマラヤ超え

エベレスト登頂した人だって、エベレストを俯瞰で見る事はそうそうないだろう。このルートで帰国しようとした目的は、カトマンズ~ラサ(成都)ルートのエアチャイナに乗る事だった。いつルートが閉鎖されるか分からないと思ったからだ。

エアチャイナでは機窓からの撮影を禁止される事が多い(飛行ルートによってはブラインドを閉められる)と思うのだけど、このルートでも同じ事を言われました。もしかすると、携帯の電源を切れと言ってるだけの可能性もありますけど…

こそこそと携帯で撮影していたら二度注意され、その後は僕のそばでCAが見張るようになったので途中で諦めたのだけど、おそらく端っこに映っているのがエベレストで、その右側はローチェだと今でも思っている(違うと嫌なので確認していないwww)。もし違っていてもご指摘不要であります。

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いつか飛行機からではなく、自分の目で迫りくるエベレストを見たいものだ。きっとチャンスはまだある。

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