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ジョージ・ワシントンの家に行ってきた

久しぶりにワシントンDCに旅行に行っていたぶた野郎です。
高校の友達に会いに行っていたので、それ以外の目的もなく、ただお買い物をしていたのですが、観光もしてみようとジョージ・ワシントンの家で有名?な、マウント・バーノンに行ってきました。

ジョージ・ワシントンはアメリカの初代大統領として有名ですが、彼が在任していた頃はホワイトハウスがなく、このマウント・バーノンが彼の歴史を伝える遺産となっています。
ワシントンDCから地下鉄とバスを乗り継いで行くと、1時間半ほどで着くことができます。

周辺はとても落ち着いた高級住宅街で、日本では見られないような鳥もいっぱいいます。

ビジターセンターに入るとジョージ・ワシントンとその奥様、お孫さんがお出迎え。「1ドル札の人〜」という感想しか出ないほど歴史には疎いのですが、建国の父として尊敬されているのだなと面白かったです。

マウント・バーノンは結構広い邸宅で、ツアーまで時間があったので、ポトマック川をクルーズする船に乗ることに。ポトマック川はワシントンDCとバージニア州、メリーランド州を流れる川です。アマゾン川ほどではないですが、めちゃくちゃ広くここは大陸だなーと感じさせられます。エリザベス2世もこのクルーズをしたらしく、マウント・バーノンが見えたり、独立戦争当時から戦前まで使われていた要塞があったりとかなり勉強になりました。
ガイドが常に写真を取るように煽ってきてそれもまた一興。

ニューヨークと比べてワシントンDCの気候は東京と似ています。夏場はムシムシするのですが、クルーズはやはり気持ちがいいものです。

そんなこんなでツアーの時間が来ていざワシントンの家を見学。意外と木造建築らしいのですが、壁の意匠がレンガのように造り込まれていて木造の雰囲気はありません。そしてこちらの壁は建設当時(18世紀)から残っているものだそう。

中も見学でき、応接室や寝室があったのですが、意外とシンプル。お客様がたくさん来たときは玄関に椅子を並べてやり過ごしていたそう。すごく趣味は良かったのですが、建国当時のアメリカはまだ今ほど豊かではなく、ここから発展していったのだなと、感慨深いものがありました

そしてフランスから送られたバスティーユ牢獄の鍵が、自由の象徴として飾られていました。なにげに超貴重。

あとは建国当時の暮らしが分かるキッチンや、馬小屋もあったのですが、印象深かったのは、奴隷の家があったこと。リンカーンの前なので奴隷は当たり前にいた社会なのですが、この社会構造から今のグローバル企業を多数輩出した社会ができたのかと、今のアメリカ社会に関して感じるところがたくさんありました。

もちろんジョージ・ワシントンは多数の功績を成し遂げた方ですが、彼のいた社会の様々な面が展示されていて、とても興味深かったです。

アメリカは広いから、ここにどれだけのアメリカ人が来たのだろうと思いますが、アメリカの歴史に関心がある方は、ぜひおすすめです。

神楽坂養豚場

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